「幸せすぎて怖い」 時々、彼が口にしていた言葉だ。 「どうして?」って私が訊くと、彼はこう答えた。 「俺、怪我した時自分の人生は終わったって思った。好きな仕事も諦めなくちゃいけなかったし、これから生きていく希望なんてなかった。でも今は別の場所へ就職もできたし、ナナドゴブとも出会えた。本当に幸せ。で... 続きをみる
2016年1月のブログ記事
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場所は私が勤めている病院。 そこで彼は寝ている。 意識はない。 私はDrに縋り付き、「なんとか助けてください。お願いします!!」と叫んでいる。 Nsに宥められながら病室を出る。 しばらくして・・・「命の危機は乗り越えました」とDrに言われる。 「本当ですか!?ありがとうございます!!」と私は嬉し泣... 続きをみる
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今日(日付的には昨日)、不思議なことがあった。 午前中で仕事が終わり、アパートに帰った。 1週間が終わったーとようやく一息ついた時、またあの感情の”波”が押し寄せてきた。 彼に会いたくて会いたくてたまらない。 そんな気持ちがこれまでにないほど込み上げてきて、泣き叫んでしまっていた。 「○○、会いた... 続きをみる
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ここ2,3日体調を崩して寝込んでた。 おかげで職場にも迷惑をかける始末。 ホントにダメダメだなぁ、自分。 でも今まで相当無理はしていたんだろうなぁとは思う。 1日1日を生きるのに精一杯だったから。 このまま一緒に連れて行ってくれ!なんて願ったりもした。 でもそんなことあるわけない。 仕事を数日休ん... 続きをみる
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今日、何故か唐突に思い出した。 2,3年前、彼と恋愛映画を観た。死別ものの。 その映画では彼女の方がいなくなってしまっていた。 しかもいなくなったのが冬(だったと思う) ・・・思いっきり自分とかぶる。 その映画の内容は断片的にしか思い出せない。 なのに、映画の中で彼と彼女が幸せそうに食事をしていた... 続きをみる
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明日(日付的には今日か?)からまた1週間が始まる。 職場で人と向き合わなくてはならない。 はっきり言って面倒くさい。 なんかもうどうでもいい。 何にも考えたくない。 彼がいなくなってしまって1ヶ月半。 あっという間だった気もするし、ものすごく長かった気もする。 いつでもどこでも、彼の事を想ってしま... 続きをみる
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今の私は1日1日をこなしていくので精一杯だ。 平日は明日のことを考えようとしても、頭がそれを拒否することが多い。 ただ今日のように仕事が休みの日は、彼とじっくり向き合える分、いろいろと考えてしまう。 どうしても考えてしまうのは、これからのこと。 彼がいない未来なんて想像すらしていなかった。 結婚し... 続きをみる
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もう一つ、印象に残っている約束がある。 それは看取りの時の約束だ。 お互い20代なのに一体何を話してんだ・・と傍から見たら思うだろう。 でも私の働いている場所は人の「最期」をよくみる場所でもあった。 ある日、私がよく話していた患者が急変し、最期を迎えてしまった事があった。 ものすごく落ち込み、その... 続きをみる
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彼との時間はこれからもずっと続いていくものだと思っていた。 それはただの幻想だったのだけれど。 いろんなことをやりたかったし、もっといろんなことを話したかった。 お互いの良い所や悪い所ももっと知りたかった。 彼との未来はもっと先まで続いていくと思っていたから、いろんな約束をした。 「クリスマスはお... 続きをみる
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今日の午前中でようやく今週の仕事が終わった。 本当に長かった。こんなに長く感じた1週間は初めてだったかもしれない。 帰って少し昼寝をして、目が覚めたらもう外は真っ暗だった。 目が覚めた瞬間、孤独感と絶望感が襲ってきてまた泣いた。 「会いたい、会いたい」と何度も叫んでしまった。 昼間はわりと落ち着い... 続きをみる
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彼のお父様から電話がかかってきた。 月命日に送った花束についてのお礼を改めて言われた。 その後少しお話していたときに、ある「事実」を言われた。 その「事実」の内容は今は書くことができない。 思い出しただけで泣きそうになってしまう。 でもその「事実」は彼がどれだけ私を愛してくれていたか、どれほど私と... 続きをみる
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本当は今日、彼の実家に行きたかった。 しかし彼の実家は私が住んでいる場所から少し遠い。 仕事が終わってから行ったら、非常識な時間帯になってしまう。 なのでせめてもと思い、花をおくらせていただいた。 先ほど彼のお母様から電話があり、仏壇に飾りましたとのこと。 久しぶりに嬉しいと思えた。 私も自分なり... 続きをみる
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今日は彼が亡くなってから初めての月命日。 明け方一度目が覚めた。 朝の4時32分。彼の主治医の先生から「ご臨終です」と告げられた時刻。 一気に現実が襲ってきた。布団の中で慟哭した。 その後「夢に出てきて欲しい」と願ってもう一度眠りについたのは良かったが、結局彼は出てこなかった。 仕事は正直何をした... 続きをみる
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