いつかあなたに逢いたい

2015年12月に6年付き合っていた最愛の彼を喪いました。
正直どう生きていったら良いのかわからないまま・・・今を過ごしています。

終わってしまった「幸せな時間」

「幸せすぎて怖い」

時々、彼が口にしていた言葉だ。

「どうして?」って私が訊くと、彼はこう答えた。

「俺、怪我した時自分の人生は終わったって思った。好きな仕事も諦めなくちゃいけなかったし、これから生きていく希望なんてなかった。でも今は別の場所へ就職もできたし、ナナドゴブとも出会えた。本当に幸せ。でもこの幸せがいつまで続くんだろうって思う時が時々あるんだ。」

私はその時、「何いってるの!これからずっとだよ。○○は人一倍苦労したんだから、これからは幸せにならなきゃダメなんだよ。」そう答えた。

彼は「ありがとう」って言って抱きしめてくれたけど・・・


私はこの時、本気でそう思っていた。

彼は人一倍努力した人。だからこれからは絶対に幸せになれるはず。

私もずっとそばにいて、彼と一緒に幸せになりたいって思っていた。

彼との永遠の別れがすぐ近くに迫っているなんて、考えもしなかった。


彼はどう思っていたんだろう。

なんとなく感じていたんだろうか。

でも彼も言っていた。

「結婚したい」「ずっと一緒にいたい」って。

彼自身、もっと生きたいと思っていたに違いない。


どうして彼を連れていったんですか。

どうして彼ばかりこんな目に合うんですか。

こんなにも彼は努力したのに、どうして報われなかったんですか。

どうしてこんなに早く、永遠に引き離されないといけなかったんですか。


今日も見えない”何か”にむかってそう問いかけている。

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