いつかあなたに逢いたい

2015年12月に6年付き合っていた最愛の彼を喪いました。
正直どう生きていったら良いのかわからないまま・・・今を過ごしています。

気分転換(2)

今日。
仕事を無理やり半日できりあげた。
そして午後からは有給を使い、前から見に行きたかったコスモス畑に行って来た。
コスモスは好きな花ベスト3くらいには入るので、ずっと見に行きたかったのだ。



到着すると、あたり一面にコスモスが咲き誇っていた。
自分の背丈と同じくらいなので、コスモス畑に入ると
本当に、綺麗。
満開で、むしろ散りかけのような感じも情緒深い。
平日だったから人も少なく、ゆったりと見て回ることができた。
花の匂いを胸いっぱい吸って、心を落ち着けることができた。


彼がいる場所もこんなところなのかな?とふと思う。
いろいろな花が咲いている場所。
きっとここよりずっと綺麗なんだろうな、と思う。
どなたかのブログで、故人の周りには今まで供えた花がそのまま咲いている・・なんて話も聞いたことがある。
私が今まで供えた花が彼に届いていたら嬉しい。



コスモス畑を見た後は、新しく出来た雑貨屋さんをぶらぶらした。
ここ最近、ストレスが溜まっていたけれど、何とかリセットできた気がする。
たまにはこうやって休みをとって、自分自身の楽しみのために使わないとな・・なんて思った。
次休みが取れたときはどうしよう。
話題のカフェに行ってみようか、隣街で買い物でもしようか、映画でも観てこようか、と密かに楽しみにしている自分がいる。

料理

手料理を作る。
これも彼が一人暮らしを始めてからやったこと。
それまではお互い実家暮らしだったので、せいぜいで私がお菓子を作って持っていくくらいだった。


彼の部屋で最初に何を作ったのか、実ははっきり覚えていない。
肉料理とか・・そんな感じだった気がする。
それよりも彼の方の印象が強かった。
だってずっと落ち着きなくそわそわしていたから。
料理を作っている私の周りをそわそわ、そわそわ。
時折ニコニコしながらこちらを見ている。けっこう緊張した。
そして唐突に「彼女が台所に立ってるっていいよね♪」なんて言い出して、私は持っていたお皿を落としそうになった。動揺して。
家庭的な一面が見られて嬉しかったのだそうだ。


その時の料理はよくも悪くもなかったと思う。実に普通。
でも彼は想像以上に美味しい、美味しいって言いながら食べてくれていたっけ。
これからも料理を作って欲しいな、なんてプロポーズもどきの言葉も貰ったっけ。
うん、その言葉に舞い上がっていたな。
もちろん、そのつもりだったし。
ただ私の料理は本当に普通、という言葉がしっくり来るので、もっと料理の腕を磨いておけば良かったな、とかこれだけは誰にも負けない、という料理を持っておけば良かったな、と思ったりもした。
まぁ、これから上達していけばいいかな・・なんて思っていた。
そんな時間はなかったのだけれどね。


反対に彼の手料理をご馳走になったこともある。
彼はもともと器用なので、手が不自由なのに包丁の使い方は私より上手だったな。
彼の料理は・・特に煮物系が絶品だった。
きちんと味が染みこんでいて、噛めば噛むほど美味しかった。
時々、デザートとして牛乳プリンを作ってくれたっけ。
市販のものより素朴な味で、甘さ控えめだったけれど好きだったな。
こうして振り返っていると、やっぱり彼の方が女子力高い・・orz


あのままいけば、彼は私よりも料理が上手くなっていたんじゃないかと思う。
そんな彼の料理を食べてみたかったな・・と時々思う。

一緒に・・たくさん観た

彼が一人暮らしを始めた2014年5月。
どうしても一緒にやりたいことがあった。
彼が一人暮らしをしないとできないこと。
それは一緒にパソコンで動画を観たり、DVDを観たりすること。


え?って思われるかもしれない。
でも彼は車椅子だったので、漫画喫茶等にはそう簡単には入れない。
何かを共有して観るということに、何となく憧れていた。
実際、彼の部屋でまったりしていた時は映画のDVDを観ることが多かった。
パソコンでYouTubuを観たり。
ジャンルはアニメとか、コメディとか、動物動画とか。
時には手作りの料理とかお菓子を食べながら。


彼と私の好きなもの。
それを一緒に観て、お互いの感想を言い合って。
何でもない日常の一コマだけど、本当に穏やかで幸せな時間だったと思う。
そういえば死別系のアニメを観た時、私が泣いてしまったこともあったっけ。
彼はフィクションだから・・と泣いてはいなかったけれど、それが実際に私達の身に起こってしまった今、どう思っているんだろう。
ラブコメディとか観た時は、自然に手を繋いでいたっけ。
普通のコメディを観た時は、お互い微妙に笑いのツボが違って、それもまた面白くなって2人で顔を見合わせて笑ったりとか。
本当に思い返してみると、いろいろなことがあったなぁ。


こんな風に何気ない日常がずっと続くんだと思ってた。
結婚した後、何年経っても。
もう、叶わないことだけれどね。
日常が叩き壊されるのは一瞬なんだって、あの時の私は知らなかった。


彼がいなくなって1週間後。
彼の部屋である遺品をみつけた。
海外のB級パニック映画のDVD。多分、私のために買ったものだ。
一緒に観ようと思っていたんだろう。
そのDVDは今、私の部屋にある。
でも何となく観ることができていない。
いつか・・観られる日が来るんだろうか。