いつかあなたに逢いたい

2015年12月に6年付き合っていた最愛の彼を喪いました。
正直どう生きていったら良いのかわからないまま・・・今を過ごしています。

全てを背負う覚悟がなかった

※貼り付ける記事が多いです。すみません。







延命治療をするかどうか。
あの時自分がした、残酷すぎる選択。
彼の命の期限を切ったのはきっと私だ。


延命治療をしなかったことに後悔はない。
けど罪悪感がまったくないかというと嘘になる。


あの時の彼の状態から察するに、おそらく救命できても寝たきりになる確率の方が高かった。意識だって戻ったかどうかわからない。一生人工呼吸器が手放せなくなっていたかもしれない。
そんな状態の彼を、私が仕事をしながら支えていけるか・・と考えると無理だという結論に至った。
愛があればどうにかなる!なんてのはただの理想。
現実の介護はそんな甘っちょろいもんじゃない。
むしろ愛があるからこそ、壁にぶち当たったり上手くいかなかったりすると、それが一転して憎しみに変わることもある。
仕事上、そんな場面を何度も見てきた。


あの時延命治療をしないという選択をしたのは、彼の意思を尊重しただけじゃない。
自分のためでもあったんだ。
本当に情けないけど、私には彼の全てを背負う覚悟と自信がなかった。
でも世の中には配偶者の全てを受けいれて、必死に対応している方もいらっしゃるだろう。
その方達からみると私は多分人でなしだ。


こんなんが彼女で本当にごめんね、〇〇。
でももう謝りたくても謝れないのが、辛いよ。

感情の噴出

ここ最近、ブログではあの時のことを振り返っていた。
そして現実では仕事に追われていた。
毎日残業で、帰りが21時頃なんて当たり前だった。
どうしてこうやってもやっても終わらないのか、やることがわんさか出てくるのか不思議で仕方なかったけど、やるしかないからこなす。
なので平日の日中は彼のことを考える余裕はなかった。
考えることが次々あったから、彼のことが入る隙間が頭や心になかった。


そして休みの今日。
その反動がきてしまったのか、朝から気分は最悪だった。
堕ちる堕ちる。
それを紛らわせるために過食。
いただいたお菓子を食べ、自分で食事を使って食べ・・を繰り返していた。
それで気が済んだら寝て、起きたらまた過食。
どうなってんだ、自分は・・と思うほど食べた。
食べる合間に少し泣きもした。
今日は年末に向けて部屋の整理をしようと思っていたのに、全くできず今に至る。


昨年の祥月命日の前後は本当に精神状態がひどかった。
誰にも会いたくなくって話をすることすらできなかった。
今年はそんなことはなく、わりと精神状態が落ち着いていたから、命日反応も少しは克服できたかと思ってた。
でも違った。
表に出てきていなかっただけだったんだ。
そして今日、一気にそれが溢れるように出てきてしまった。
あーあ・・また勘違いか・・なんて思いながら一日過ごしていた。


ついさっき。
ぼんやりしながらスマホをいじっていたら、広告に出ていたある漫画が目に留まった。
何気なくクリックしてみると、夫婦の別れを描いた漫画。しかも死別。
そしてその中の台詞。
『ありがとうな。△△(妻の名前)のおかげでいい人生だった。おまえを残して逝く俺は最低かもしれない。でもこれだけは忘れないでほしい。俺が愛しているのはずっとお前だけだ。』
この台詞を目にした瞬間、号泣してしまった。
何だか彼と自分を重ね合わせてしまって。
彼からのメッセージ?なんて思ってしまったが、いやいや都合のいいように期待したらダメだ!なんて思う自分もいて。
どう解釈したらいいかわからなくて、また、泣いた。


彼からのメッセージを、彼の口から彼の声で聴きたいと思う私は、やっぱりワガママなのかな?

彼の最期を意識した瞬間



この日。
彼の病状は素人目から見ても急激に悪化していた。
合併症が本当に強く出てしまっていた。
数日前からは考えられないほど変わっていた。
あの時の彼の虚ろな目。
目は半分開いたのに、その目には喜怒哀楽どころか何の感情も映っていない。
本当にただ”目が開いている”だけの状態。
あの目は今でも忘れられない。


正直合併症が出るとは思っていたが、こんなに急激に進むとは思っていなかった。
なので正直かなり戸惑った。
脳浮腫、脳血管攣縮・・合併症を防ぐために薬剤を投与していたが、彼には効果がほとんどなかったそうだ。
これは後から聞いた話。
合併症がなかったり、薬が効いて最小限に抑えられたりする人もいるのに・・
どうして、何で彼は!!と今でも思う。


”何で、何で?””どうして彼が?”
あの日はそればかり考えていた。
そして”本当に彼がいなくなってしまうかもしれない”という感覚が全身を貫いた。
病院帰り、彼のアパートに立ち寄った。
一週間前、彼と私は確かにここで笑っていたはずなのに。
何で今、私は彼を喪う恐怖に怯えているんだろう。
本当に意味がわからなかった。
悪い夢なら醒めてほしかった。
当たり前だと思っていた、彼といるあの穏やかな時間。
切実に返してほしいと思った。
もう一度、彼とこの場で笑い合いたいって泣きそうになりながら祈っていた。


彼がいなくなるという現実を自覚している自分と、それを絶対に認めたくない自分。
両方が自分の中で葛藤していた日だった。
どうしたらいいのかわからなくなって、思考を放棄し現実逃避をした。
正直、この日の夜は何を考えて、どうやって過ごしたか覚えていない。