いつかあなたに逢いたい

2015年12月に6年付き合っていた最愛の彼を喪いました。
正直どう生きていったら良いのかわからないまま・・・今を過ごしています。

飲み物の小話

彼とのちょっとした想い出。



彼とは6年間の間、数え切れないほどデートした。
その中でよく一緒に行ったのがファーストフード。
場所によってはドライブスルーもあったので、わざわざ車から下りる必要がない。
なのですごく重宝していた。
そしてその時、よく一緒に頼んでいたのがジンジャーエール。
彼も私も好きだった。
あっさりしているし、炭酸ですっきりしているし飲みやすかったのだ。


でもあるデートの日、喫茶店に入った時。
お互い、ジンジャーエールを頼んだ時が衝撃だった。
彼は辛口、私は甘口。
え!?ジンジャーエールに辛口と甘口があったの?なんて無知な私は思っていた。
辛口を美味しそうに飲む彼。
私も一口もらったのだけど、本当にTHE・生姜という感じだった。
私の中のジンジャーエールのイメージは完全に甘口の方だったのだけれど、多分本来は辛口の方なんだ・・とその時初めて知った。
彼に「すごいね、大人だね」と言うと、「うーん、俺にとっては普通かな。どっちも美味しいしね」なんて言ってたな。
何だかその時、彼が大人びて見えたっけ。


そういえば、私はホットコーヒーも以前はブラックで飲めなかった。
アイスコーヒーもブラックでは苦手だったかも。
でも彼がコーヒーの好きな人で、一緒にいろんなところのコーヒーを飲んだっけ。
そうしていくうちに自然と飲めるようになったな。
むしろ、今は自分からコーヒーのブラックを頼んでいるかも。
ちなみに彼と私のお気に入りは、コ〇ダ珈琲のコーヒーを飲みながら、甘味のシ〇ノ〇ールを食べること(伏字の意味ないかも)
よく一緒にそこで「今度のデートはどこに行こうか」なんて相談してたな。


私はここ10年くらいでかなり、食の嗜好が変わったと思う。
それは自分が歳を重ねたからか、としか思っていなかったけど、こうしてみると彼の影響もあるのかもしれない。
自分の中に、彼が根付いているような気がして少し嬉しい。

愛してるって言葉

これは私が大馬鹿者だった話。



彼はわりと愛情表現を言葉でしてくれる人だった。
ちょっとしたきっかけがあると、「大好きだよ」とか「愛しているよ」と言ってくれた。
特に電話を切る時は必ず言われた。
それはとても幸せなことなのに、私は勘違いをした。
当たり前だと思ってしまったのだ。
そして”こんなに頻繁に愛していると言われたら、何だか新鮮味がない”とわけのわからないことを思ってしまったのだ。


ある日、彼から「愛しているよ~」と言われた時、私は言ってしまった。
「ねぇねぇ、そんな頻繁に愛してるって言われたら、なんかありがたみが薄くなっちゃう。特別な時に言ってくれないかな」と。
彼からは「え・・」と少し戸惑ったような、不満そうな様子が伝わってきた。
でも彼は了承してくれた。
それからは「好き」とは言ってくれたが「愛している」と言われる回数は激減した。
当時はそれでいいと思っていた。
ずっと、一生一緒にいるのだから、ここぞという時に愛してると言って欲しい。
言う回数が少なくなった分、感激することも増えるだろう、と。


馬鹿だ。大馬鹿だ。
自分のことしか考えてない。
当時の自分を殴り飛ばしたい。
愛してるって言われるのは幸せなことなのに。
彼は言葉で愛情を伝えてくれたのに。
それを否定されて、彼はどんな気持ちだったのだろう。
考えただけで胸が痛い。


もう二度と聞けなくなった彼の「愛してる」って言葉。
今はものすごく渇望している。
そういえば、最後に言ってもらったのはいつだっけ。
それすら、思い出せなくなってきている。
というより、最期の方は私が泣きながら「愛してる」と言っていた。
ベッドの上の、意識のない彼に。
その記憶が強すぎるのかもしれない。


彼のお墓参りに行った時とか、彼とエアデートした時とか、彼のことを想う時。
いつも「愛してる」と言っている。
彼はどう思っているだろう。
俺には言うなって言った癖に矛盾してるなって思っているのだろうか。


彼を喪ってから、言葉にして伝えることの大切さを嫌というほど知った。
伝えなくて後悔する、そんなことは正直二度と経験したくないから。
大切な人には伝えるべきこと、ちゃんと伝えていきたい。

大好きだった彼の癖

今日もお墓参りのことを書こうかと思ったけれど。
彼のある癖を思い出したので、そのことを書くことにした。
大好きだった彼の癖。


彼は自分自身をポーカーフェイスだと言っていたけれど、そんなことはなかった。
むしろ、私からみたらわかりやすかった。
そう言うと、彼はショックを受けていたけれど(笑)


彼は動揺したり焦ったりすると、目が泳いで口が半笑いになり、最終的には目線は右上にいく。そして更に照れると目線が下を向いてうつむいてしまう。
そのことを言うとやっぱり彼は恥ずかしがって、しばらく顔をこっちにむけてくれなかったっけ。
彼は見せたくなかったのかもしれないが、個人的にあの表情は好みだった。


ある日のデート中、彼が笑いながら「どう?俺かっこよくない?」と言ってきたことがあった。
服の試着をしていた時だ。
多分彼は、私が「はいはい」と軽く流すか、「何言ってんだか」と呆れるかどちらかの反応をすると思っていただろう。
実際、ふざけながらそういうやりとりをしたこともあったし。
でもその時、素直にかっこいいと思った。
だからそれをそのまま伝えた。
「うん、いいと思うよ。というより〇〇はいつもかっこいいよ。」


我ながらなかなか恥ずかしいことを言ったと思う。
でも私が照れるより先に、彼が思いっきり照れた。
予想外の反応で、上手く処理し切れなかったんだろう。
「え・・あ・・」とか言いながら固まってしまったww
そして目が泳ぎまくっていた。
その反応をみて私はおかしくなってしまい、彼の反応みたさに追撃をかけた。
「〇〇の彼女で私は幸せだよ」と。


すると彼は恥ずかしさが限界を超えたのか、「あー、もうナナドゴブ!俺をからかおうとしてるだろ!本当にもう!」なんて大声で言っていた。
目線を絶対にこっちに向けなかったから、相当照れくさかったんだろう。
そして私がトドメに「いや、本心だけど」と言ったら、完全に沈黙してしまったっけ。
懐かしい。


そう。でもあれは本当に思っていたこと。
言葉に出すって照れくさいけど、やっぱり大切だよね。


いつか、彼と再会できた時はちゃんとありがとうって、彼の彼女で幸せだったよってもう一度伝えたい。
その時彼は、あの大好きな癖を見せてくれるだろうか。