いつかあなたに逢いたい

2015年12月に6年付き合っていた最愛の彼を喪いました。
正直どう生きていったら良いのかわからないまま・・・今を過ごしています。

ゆっくり眠りたい

昨日は本当に疲れて11時くらいには布団に入った。


夢をみた。
寝坊して完全に仕事に遅刻の時間で、慌てて上司に電話をする夢。
そして必死に仕事に行こうとするものの、なんだかんだいろいろなことがおきて、結局仕事に行けず、明日からどうしよう・・顔合わせられない・・と途方にくれる夢。
電話で話したこともやけにリアリティだったし。
はっとして目が覚めたら5時過ぎだった。
思わず一日過ぎていないか、スマホで確認したほど。


心身ともに夢の中で緊張状態にあったんだろう。
身体ががちがちに強張っていて、気持ちも興奮状態で全く疲れがとれた気がしない。
どんだけ仕事に追われているんだよ。
どんだけ現実から逃避したいんだよ。
何だか嗤ってしまった。


でもこのままだと疲れが嗤えない域に達するかもしれないから。
彼に夢に出てきてくれとは言わないから。
せめてゆっくり眠りたい。

4日遅れのバレンタイン

今日はチョコチップクッキーを焼いて、彼に供えた。
バレンタインから4日も経ってしまったが、クッキー自体は上手くできた。


彼の写真を前に、いろいろと話しかける。
最初は想い出話とか近況とかが中心だったけど、そのうち彼にこう問いかけてしまった。
「ねぇ、〇〇。〇〇は本当に死ななくちゃいけなかったの?人の寿命は定まってるってきいたことあるけど、29歳で死ぬと決めてきたの?私は〇〇はもっと長く生きるべきだったきがするんだけど。」


その時。
急に家鳴りがした。しかも何度も。
そして何故か冷蔵庫も鳴った。あのブーン...という独特の音がした。
多分偶然だと思うけど、もしかしたら・・彼が何か言っていたのかもしれない。
意味はわからなかったけど。
でももし彼がいたとしたら、あの決して綺麗じゃない私の部屋を見ているということだから、ちょっと恥ずかしいかも・・


その後。
本当に何となく昔の携帯を起動させてみた。
6,7年前に使っていたガラパゴス携帯。
そこに、彼からの留守電も10件ほど入っている。
簡易留守メモ、というものだ。
普段は辛すぎて聞けないのだが、今日はランダムに1件だけ選んで聞いてみた。
”ナナドゴブ、今日はお疲れ様!明日も頑張ってね”
彼の声。
久しぶりの声。
ただの留守電のはずなのに、彼からリアルタイムで励まされているような気がして泣きそうになった。
彼からの・・メッセージだったらとても嬉しい。
何となく、明日も頑張れそうな気がした。


バレンタイン。
本当は私から彼にチョコをあげる日のはずなのに、私の方がいろいろ貰った気がするよ。

わからない

”彼が今、何を私に求めているか”
彼がいなくなってからずっと考えていること。
でももう、わからなくなってきたよ。
いや、もともとわからないんだけど。


”自分がいなくなったら相手にどうしてほしいか”
思い返してみたら、話したことなんてなかった。
延命治療はしないでほしい、なんて話はしていたけれど。
私が死んだら枕元に化けて出るね、なんて冗談のように話したことはあった。
その時は「馬鹿なこと言うな!」なんて彼に珍しく怒られたな。
私もちょっとムキになって、「いや誰だって将来、何が起こるかわかんないじゃん」って言ったら、何も言わず強く抱きしめられた。
まるで私の存在を確かめるかのように。
私はその腕の中で、後悔した。
いなくなったら、なんて言ってごめん、と。
これからも一緒に生きていこう、と。


あの時、もっとしっかり話し合っておくべきだったのか。
まさか本当に自分達にあんなことが起こるなんて。


最期の時、彼の意志をきけなかったのも大きいのかもしれない。
というより、入院してからあっという間にコミュニケーションがとれなくなった。
「ごめんな、ナナドゴブ。頑張って治すから。手を握って。」
これが彼の私に対しての最期の言葉。
生きようとしていた。多分、最期まで。
”生きたい”
これが彼の唯一無二の願いだったのだと思う。
それが打ち砕かれてしまった今、もしかしたら本当に彼が望んでいることなんてないのかもしれない。
わからない。


もし逆だったら・・私が先にいなくなっていたとしたら、彼にどうしてほしいだろう。
とりあえず、生きていてほしいだろうなとは思う。
自分のやりたいこと、やってほしいと思うだろう。
恋愛に関しては・・
わがままかもしれないけれど、しばらくは自分のことだけ想ってほしい。
でも彼と私は違う人間だ。
価値観や性格が同じ所もあるが、違う所だってもちろんある。
だから私がこうだから彼もこうだろう・・というのは暴論すぎる。


「彼はナナドゴブの幸せを祈っているよ」
他の人から何度も言われたこの言葉。
そうなのかな、と思いつつ、何となく違和感も拭えなかった。
彼は優しい人だ。
私の幸せを願っていないことなんてないと思う。
だから間違ってはいないと思うのに。
何故なんだろうと思っていた。
最近、何となく違和感の理由がわかってきた気がする。
幸せを願うだけじゃなくもっと複雑な思いが彼にあるんじゃないか、という思いが私の中で根強くあるから違和感を感じるんじゃないかと。


私自身、彼と引き離されてからいろいろな思いを抱えてきた。
彼が今、幸せで何の苦しみもない世界にいてほしい。
これは本当。
でもやっぱりそれだけじゃない。
時には帰ってきてほしいとか、傍にいてほしいとか、姿を現してほしいとか、迎えにきてほしいとか、ものすごく無茶なことを思ったりもしている。
何でいなくなってしまったの、とか結婚するって言ったじゃないとか、負の感情を向けてしまうこともゼロにはなっていない。
気持ちが複雑すぎて一言じゃ片付けられない。
いろいろな感情が絡み合って自分の中で渦巻いている。
彼ももしかしたらそうなのかもしれない、と私は考えている。


彼の感情を、想いを知る術が私にはもうない。
彼と過ごした想い出を、時間を思い返しながら気持ちを推測するしかないんだ。
でも人は絶えず変わっていく。
私自身も彼がいなくなってから随分変わった。
彼ももしかしたら私といた頃と比べて変わっているのかもしれない。
そんな中で、私は過去からしか彼のことを判断できない。
それに生きている時の価値観と、この世からいなくなってしまった後じゃ価値観も変わるかもしれない。



そんなことを最近悶々と考えてしまう。
わからないってこんなに不安になるんだって実感している。
『彼の想い』
正解なんてわからないのに、これからもずっと考え続けて自問自答していくんだろうな。