4回目の祥月命日
今日、12月4日は彼がこの世からいなくなった日だ。
もう4年も1人でいるのか、と思う。
今日は仕事を休んでお墓参りに行った後デートした。
雨が凄かったけど、お墓参りに行った時や外を歩いていた時は陽が差してくれた。
数日前からフラッシュバックが凄く、気分の浮き沈みが激しくなって涙を流してしまうこともあったけど、今日は終日心穏やかに過ごせた。
彼が側にいてくれたのだと信じたい。
彼がいなくなって4年も経つと、1人でいることにも慣れた(慣れたくないけど)
笑えるし楽しいことは楽しいと思えるし、色々なことをやってみたいとも思うようになった。
生きる意欲が出てきた、とも言える。
ただそれと同時に寂しさも増幅している。
何かをする度感じる度、そしてそれに伴って自分が変わっていく度に、もう彼の時間は止まっていて自分だけが進んでいるのだと実感させられるからだ。
だって彼はもう、記憶の中にしかいないから。
もしあの世があってそこに彼がいるのであれば、逢える日は一日一日近づいているはずなのに、私は逆に彼が遠ざかっているように感じる。
彼と過ごした6年間という時間。前は人生の中で大きな割合を占めていた時間なのに、私が歳を重ねる度に他の記憶に圧縮させられつつあるからかな。
もしそうだとしたらこれからもそう。
だとすると、益々彼を遠くに感じてしまうのかな。
それがとても怖い。
生きようという思いと彼との想い出や彼といたことが過去になっていく虚しさ。
これからも両方抱えてかなくちゃいけないんだろうな。この気持ちに今後、どう向き合っていくかが課題かな。
生きるって難しい。