いつかあなたに逢いたい

2015年12月に6年付き合っていた最愛の彼を喪いました。
正直どう生きていったら良いのかわからないまま・・・今を過ごしています。

2016年3月のブログ記事

  • 新年度

    もうあと数十分で今年度も終わる。 明日からは私の職場に後輩が入ってくる。 期待と希望を不安を胸に入ってくるんだろう。 私も1年前はそうだった。 そして私は今の仕事を始めて2年目に突入する。 もう新人としては扱われないし、求められる仕事のレベルも量も上がるだろう。 うーん、こんな宙ぶらりんな気持ちの... 続きをみる

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  • 節約しよう

    今日・・・仕事から帰ってジョギングをして、アパートでぼーっとしていた。 そしてふと気がつく。今日は3月最後の日だということに。 アパートの公共料金を払っていない!ということに気がつき、慌ててコンビニに行ってきた。財布の持ち金が多かったのが幸いだった。 最近こういったうっかりミスが多い。本当に嫌にな... 続きをみる

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  • 自分の顔にひいた・・・

    今日、職場のエレベーターの鏡でふと自分の顔を見た。 うわぁって思わず声が出てしまった。 エレベーターの中が一人で本当に良かったと思う。 ものすごくブスだったからだ。顔が。 「ブス」という表現が正しいのかどうかわからない。 でも真っ先に思ったのがこれだった。 顔の造り云々の話ではない。 というかもと... 続きをみる

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  • 過去の夢

    以前は彼がよく夢に出てきたけれども、最近はめっきり出てこない。 彼は・・成仏したのかな。落ち着いているのかな。 そうだといいんだけど。 でもやっぱり寂しい。 彼自身とは会えないけれど、彼がいた過去の時間の彼とじゃない思い出の夢はよくみる。 例えば2年前に友人と遊びに行った時の夢とか。 前の職場で働... 続きをみる

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  • とりあえず

    運動を始めてみました。 といってもジョギングですが。 このままだとだるだるの身体になっていきそうなので。 あと仕事と彼の供養と家事、全部きちんとこなせる体力をつけたい。 今日はアパートの周りを2~3km走ってみた。 途中からお腹が痛くなって、ほとんどウォーキングになってしまったけれど。 自分はこん... 続きをみる

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  • 肌荒れ

    最近、肌荒れがひどい。 すぐに吹き出物ができるし、一度できるとなかなか治らない。 人前に出て話す仕事なので、これはマズい。 今は化粧で誤魔化す事のできるレベルだが、もっとひどくなったら目立つだろう。 原因は多分・・ストレスとバランスの悪い食生活。 ストレスはもう、どうしようもない。 「普通に生きる... 続きをみる

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  • お供え物

    前回、彼にまずい炭酸飲料を供えてしまったとブログに書いた。(3/15の記事) そのことを猛省して、今は彼が好きな炭酸飲料とお菓子を供えている。 お菓子は私の住んでいる街の銘菓だ。もちろん試食済み。 ほんのりと甘すぎない味なので、彼も喜ぶだろう。 そういえば来週は彼の4回目の月命日もやってくる。 次... 続きをみる

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  • 彼だけ私の日常にいない

    私自身、いろいろ変わってきていると前回の記事で書いた。 でも、私の周りは「彼がいない」ということ以外、あまり変わっていないように見える。 私自身が気づいていないだけかもしれないけれど。 仕事は相変わらず忙しいし、職場の人間関係だって変わりはないし、家族や友人だっている。なのに何故、彼はいない?もの... 続きをみる

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  • 嫌な慣れ

    もうすぐ3月が終わる。 彼がこの世を去ってから、もうすぐ4ヶ月になろうとしている。 ここまでものすごく長かったような、短かったような不思議な感覚だ。 彼がいなくなった直後と今、何かが少しずつ変わってはいると思う。 良い方向なのか、悪い方向なのかはわからないけれど。 仕事中に泣くことはまずなくなった... 続きをみる

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  • 指輪(2)

    彼に買ってもらった指輪はいつも小指にはめていた。 デートの時につけていたら、彼は嬉しそうに私の左手を見てくれていた。 そして、「ありがとう、いつも身につけていてくれて」と言って笑ってくれた。 ある日彼が私の手を見ながら、「指輪、薬指にはつけないの?」と訊いてきた。 私は恥ずかしながら指が太い。 「... 続きをみる

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  • 指輪(1)

    つきあってもうすぐ2年が経とうという頃。 おそろいの指輪を買ってもらった。 綺麗なブルーの指輪。 東京のお台場のヴィーナスフォートへ行って、いろいろなお店をまわって、あれでもない、これもしっくりこないって2人で悩んだなぁ。 指輪を買う際、彼は車椅子なので指輪を傷つけそうで怖いってことで、ペンダント... 続きをみる

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  • 醜い感情と決意

    『彼に会いたい』 毎日毎日私が願っていること。 その思いが募って、限界を超えると泣き叫んでしまう。 昨日がまさに限界を超えてしまった日だった。 ただ泣き叫ぶだけなら良かったのだが、私は昨日に限ってこんなことを叫んでしまった。 「何で死んじゃったの!」 「どうしていないの!」 「どうして私を置いて逝... 続きをみる

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  • ドライブをして

    ぐるぐると3時間ほど走ってまわった。 車を停めて、彼の写真とぼーっとしてた時間もあったから、実際に走ったのは2時間もないかもしれないけれど。 それでもあっという間だった。 実家近くの想い出の場所はそれほど変わっていなかった。 彼と一緒によく行った公園は、相変わらず綺麗な芝生で私を出迎えてくれたし、... 続きをみる

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  • 三連休(2)

    初日は遊んだせいか、2日目は身体がすごくだるくて。 ずーっと布団に入ったまま、寝るかネットサーフィンをして過ごしていた。 時間の無駄遣いもいいところだ。 でもこうしていれば少しは考えずに済むから。 そして3日目の今日。 今日も昨日と同じようにダラダラ過ごしてやろうかと考えていた。 でもそれではいつ... 続きをみる

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  • 三連休(1)

    土曜日からの三連休。 実家に帰って過ごした。 アパートでは部屋の掃除しかすることがないから。 19日は友人と4人で遊んだ。 買い物をしてカフェで話してそれなりに楽しかった。 私の事情を知りながら、普通に振舞ってくれる友人には本当に感謝しかない。 でも、やっぱりどうしても「彼とここに来たかったな」と... 続きをみる

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  • 無限ループ

    最後に元気な彼に会ってから、もうすぐ4ヶ月が経とうとしている。 やっぱり、まだ現実を受けとめられない。 「もう彼はこの世にいない」ということよりも 「もう彼には2度と会えない」ということも認めたくない。 11月から12月にかけてのあの異常な数日間が夢だったのではないかと、今でも時々錯覚してしまう。... 続きをみる

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  • 正夢になってほしい

    この頃彼の夢を見ないな~と思っていたら、昨夜久しぶりに彼が夢に出てきた。 夢の中で彼と一緒に何を話したか、どんなことをしたか詳しくは覚えていない。 でも一緒にならんで笑いながら、話していた。 ものすごく満ち足りた気持ちになったことを覚えている。 「大好きだよ」とか「ありがとう」とかお互いに言い合っ... 続きをみる

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  • 嫌な話を聞いてしまった

    今の職場に勤めてもうすぐ1年。 時間が経つのは本当にはやい。 今日、気になる話を耳に挟んだ。 来年度から私の部署の体制や仕事のやり方が、大きく変わるかもしれないということ。 まだ確定ではないけれど。 やっと少しずつ慣れてきたのにな。 体制が変わることによって、収益は増すと思うが私達の負担もかなり増... 続きをみる

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  • 本当にゴメン!!

    彼は炭酸飲料が好きだった。 なので時々彼の写真の前に、炭酸飲料を供えている。 数日前、彼の好きな炭酸飲料のシリーズで新発売の物があったから買って供えた。 そして今日。 「○○~飲んだ?」なんて聞きながら、私がそれを飲む。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。 ・・すごく不味い。 なんか薬っぽい... 続きをみる

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  • 現実が見えてきてしまった

    彼の49日を迎える頃、『もうすぐ彼に会える!』と意味もなく確信した、ということをブログの記事に書いた。 実際、あの時は本気でそう思っていた。 一体何を根拠にそう思っていたのか、よくわからないけれど。 ハイな状態だったのかもしれない。気が狂っていたのかもしれない。 『大丈夫。今はほんの少し離れている... 続きをみる

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  • 会いたくて会いたくてたまらない

    彼に会いたい。 どんなに無理だと理性ではわかっていても。 この感情を抑えるなんて無理。 もう3ヶ月以上、彼と話していない。彼に触れていない。 こんなことは今まで絶対なかった。 遠距離恋愛の時もあったけれど、電話はしていたし2ヶ月に1度は会っていた。 毎日連絡を取り合ったりするわけじゃなかったけれど... 続きをみる

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  • ホワイトデーの思い出

    数年前のホワイトデー。 私はその頃就職活動をしていた。 その日もある企業の合同説明会があって、そこに参加していた。 休憩時間に彼からメール。 「今日□□で職場説明会だよね?」「うん、そうだよ~」なんてやり取りしてた。 そして説明会が終わり、携帯を見ると彼からメールが。 「仕事はやく終わったから迎え... 続きをみる

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  • 新しい週が始まる前に

    また、明日から1週間が始まる。 病院で患者やその家族、同じ部署の先輩や上司、そして他の部署のスタッフと向き合わなくてはならない。 また、自分の身を削っていかなくてはならない。 仮面を被ってヘラヘラしていないといけない。 いつまで続けなくてはいけないのだろう。 いつになったら終わりになるんだろう。 ... 続きをみる

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  • 彼の最期の眠りと私の願い

    私はもともと低血圧のせいか、朝に弱い。 覚醒まで時間がかかるし、寝起きですぐ食事を摂ると気持ち悪くなってしまう。 対して彼は寝起きがすごく良かった。 朝、目覚ましがなればすっきりと起きることができたし、すぐに活動を開始できた。 すごく羨ましかった。 どんなに熟睡していても、私が「○○~」と名前を呼... 続きをみる

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  • 中途半端だから?

    私の命が尽きる時はいつなんだろう。 そしてどんな風に命が尽きるんだろう。 彼を喪ってから、1日1回はそんな風に考える。 でも多分「その時」がこないとわからないんだろうし、「その時」が来たとしても自覚できるかどうかなんてわからない。 彼に逢える保証だってもちろん、ない。 この世は魂の修行の場だ、とい... 続きをみる

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  • 五年前のあの日

    1日過ぎてしまったけれど・・・ 2011年3月11日。 あの日私は家でのんびりしていた。 その時、揺れを感じた。 近くで地震があったのかな~くらいにしか感じていなかった。 その後、テレビをつけたら遠く離れた東北で大変なことが起こっていると知った。 津波の映像に、これは現実なのか?と呆然とすることし... 続きをみる

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  • 夜の海

    今日は私が働いている部署の送別会があった。 送別会の場所は海の近くのレストラン。 なんだかんだ話し込んで、それなりに盛り上がって解散となった。 帰ろうとした時微かに波の音が聞こえたから、ちょっと車を走らせて近くのビーチまで行ってみた。 綺麗な星空。漆黒の海。遠くに見える街明かり。聞こえるのは静かな... 続きをみる

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  • 新月

    今日は新月だ。 新月に願い事をすると叶うと聞いたことがある。 ちょっと気になって調べてみると、やり方があるようだった。 私がみたサイトで紹介されていた方法 ①新月のタイミングから48時間以内に紙に願い事を書く (できたら2つから10つまで) ②次の満月までそれをどこかに保管する ③次の満月から24... 続きをみる

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  • 週明けから

    今週の月曜日と火曜日は、仕事から帰る→ブログを更新する→寝るというサイクルで過ごしていた。必要最低限のことしかしていない・・・ なんだか身体が疲れていて、寝ても寝ても寝足りないような感じ。 身体が重い。ダルい。 1週間くらい何も考えずに眠っていたい。 家事もここ3日間、満足にできていない。 食事は... 続きをみる

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  • 絶望を乗り越える術

    私が今、知りたいのはこれだ。 絶望をどう乗り越えたら良いのか。 ”彼にはもう二度と会えない” この現実を直視したら多分私は発狂してしまう。 なので頑張って考えないようにしている。 それでも頭のスミではわかっていていつも泣いてしまう。 最近ふと思う。 彼も怪我した時、同じような気持ちだったのではない... 続きをみる

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  • 彼が初めて出てきた夢

    彼がいなくなって最初に見た夢は、彼を探し回る夢だ。 2/11の記事にも書いてある。 それからしばらくしてまた彼に関する夢をみた。 その時は彼も出てきた。 どこかのホテルのロビー(?)らしきところにいる私達。 多分どこか旅行に行っているという設定(?)なのだろう。 何故か彼は足元の猫とじゃれあってい... 続きをみる

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  • 平凡な人生

    2年ほど前友人4人と遊びに行った時に、手相を見てもらったことがある。 本格的なものではなく、バーの店長が趣味でやっているようなものだけれど。 でも割とあたるという評判だった。 そこでドリンクを頼むと手相が見てもらえる。 私の前に2人の友人が見てもらったのだが、性格などは結構言い当てられていたように... 続きをみる

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  • どうしたら良いのか

    彼がいなくなった直後に比べ、泣き叫ぶことは少なくなったとは思う。 涙を流さない日はないけれど。 気持ちも相変わらず不安定だが、大分コントロールできるようにもなったとは思う。 でも時々、無性に会いたくて会いたくてたまらなくなる時がある。 会って、話したい。 彼に触れたい。 そんな想いがつのってどうし... 続きをみる

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  • ある夏の日のデート(2)

    水族館を出た後、近くにある道の駅へ寄った。 水族館では軽食しか食べていなかったので、そこで遅い昼食を摂った。 海の近くの道の駅とあって、海鮮系のものがたくさんあった。 2人とも小さな海鮮丼とカニの味噌汁を頼んだ。 海鮮丼もおいしかったが、特に印象に残っているのが味噌汁だ。 器からはみ出るほどのカニ... 続きをみる

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  • ある夏の日のデート(1)

    今は3月で全然季節外れだけど・・・ つきあって最初の夏に水族館へデートに行ったことを思い出した。 その当時、私はまだ学生。彼も社会人になって1年目。 お互い、久しぶりに1日時間が合ってデートした。 「今日はちょっとだけ遠出したい!」とお願いして、車で1時間ほどの距離の水族館へ2人で行った。 そこの... 続きをみる

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  • 3回目の月命日(2)

    今日はできたら定時近くであがりたかったのだけれど、急な仕事が入って、結局遅くなってしまったorz 今月の月命日のお供え物は手作りの物にしようと決めていた。 何を作るかは決めていた。 シチューだ。 何日か前、急にぱっと思いついたのだ。 思いついた時は何でシチュー?と不思議だった。 彼と一緒には食べた... 続きをみる

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  • 3回目の月命日(1)

    昨日はブログに記事をいくつもいくつも投稿した。 彼の最期を書くのはつらかったけれど、どうしても残しておきたかった。 細切れにするのはつらかったから、一気に投稿した。 ブログを訪れてくださった方は「いきなり記事が増えてる!?なんじゃこりゃ、読みづらい」と思われたに違いない。 本当、すみません。 今日... 続きをみる

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  • 最期の時

    私のアパートから病院までは15分ほど。 彼の実家から病院までは1時間ほどかかる。 そのため彼の所には、私の方が先に着いてしまった。 彼の傍に駆け寄る。 彼の顔、そして胸の辺りは真っ赤だった。そして触ってみると熱い。 なのに、手や足の先は冷たくなっていた。 そして彼の心臓はとてもはやく脈打っていた。... 続きをみる

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  • 病院を出てから・・

    アパートに戻る前、私は職場に立ち寄った。 明日から恐らく来られなくなる。病院へ向かうときも仕事を放り出してきたので、少し整理しておかなくてはいけないと思ったからだ。 守衛さんに特別に鍵を借り、部屋の中へ入る。 携帯を気にしながら、一時間ほど仕事をした。 その後、アパートに帰って家事を淡々とこなした... 続きをみる

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  • 個室に移されて

    待合室で待っている間、私は自分の両親に連絡を入れた。 彼はもういつ最期を迎えてもおかしくない、ということを伝えると両親は絶句していた。 ただ、何かあった時は連絡を入れてほしいとだけ言われた。 余計なことを訊かないでいてくれるのは本当にありがたかった。 多分、数日そっちに帰ることになると思う、と伝え... 続きをみる

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  • 言いたくなかった言葉

    その後も私はずっと彼のそばにいた。 看護師さんの仕事の邪魔だったかもしれないが、どうしても離れられなかった。 彼の友人が帰ってしばらくした後、看護師さんが身体を拭きに来てくださった。 流石に邪魔になるので、少し離れる。 「終わりましたよ」という看護師さんの言葉に再び彼の所に戻る。 そして彼の顔を見... 続きをみる

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  • 病状説明を受けた後

    先生からの説明が終わり、私は彼の所に戻った。 彼の左腕はもう、動いていなかった。 私は彼の動いていない左手を握った。 彼と私が手を繋ぐ時は、彼の左手と私の右手を繋ぐことが多かったからだ。 「どうして・・・○○、どうして・・・」 「結婚しようって言ってくれたじゃない」 「一体、どこでそんなに頭を強く... 続きをみる

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  • 延命治療について

    「お互い無理な延命治療はしないでおこう」 彼と前から約束していたこと。 彼は言っていた。 「ナナドゴブー俺は無理な延命は望まないからね。管だらけになって死ぬのは嫌だから。自然に死なせてね。将来もし何かあったらそうしてね。」と。 私は「わかったよー。でも先にいなくならないでよ。それに私の時もそうして... 続きをみる

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  • 病状説明

    主治医から病状説明を聞くことができるのは普通、家族のみだ。 私はかなり特殊だっただろう。彼女とはいえ赤の他人だ。 後から聞いたところによれば、主治医の先生が私が毎日見舞いに来ているのを看護師さんから聞いて、彼女さんにも病状説明をしたいと申し出てくれたそうだ。 彼のご家族もぜひお願いしますと答えたと... 続きをみる

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  • 入院6日目(2)

    病院に着いて急いでICUへ向かう。 そして彼と対面した。 彼は眼を閉じて眠っているように見えた。 ただ、耳元で声をかけても刺激を与えても眼を開けることはなかった。 しきりに左腕のみ動かしていた。 彼の腕はもう拘束されていない。 それは彼の腕はもう、点滴を抜去するほどの力もないということを意味した。... 続きをみる

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  • 入院6日目

    2015年12月3日。 午前中は全く仕事に集中できなかった。 はやく彼の所に行きたい、はやく時間が過ぎてくれと思っていた。 午後3時ごろ。私に電話が入った。 「ナナドゴブさんですか?××病院のICUの師長です。」 もうこの時点で嫌な予感しかしなかった。 申し訳なさそうに師長さんは続けた。 「電話で... 続きをみる

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  • 入院 5日目(2)

    この日、病院からの帰りに彼の部屋へ寄った。 彼から貰った合鍵を使って部屋へ入る。 今から思えば不法侵入かもしれない。 彼の部屋は、最後に一緒に過ごした時と何も変わっていなかった。 しばらく部屋に立ってぼーっとしていた。 彼は最後に部屋を出た時、その日に帰ってくることができなくなるなんて微塵も思わな... 続きをみる

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  • 入院 5日目

    2015年12月2日。 この日は仕事が長引いてしまい、ちょっと遅くに病院に入った。 ただ看護師さんが配慮してくれて、面会時間より少し長く病院にいることができた。 この日は1時間近く、病院にいた。 病室に入ると昨日より覚醒状態が悪かった。 呼びかけても、手を握っても何も反応がなかった。 俗に『痛覚刺... 続きをみる

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  • 入院 4日目

    2015年12月1日。 この日も仕事が終わってから病院へ行った。 面会時間は40分ほど。 すごく短く感じた40分だったけれど。 病室に着くとやはり彼は眠っていた。 ただ、「ナナドゴブだよ。わかる?」と訊くと頷いてくれた。 看護師さんに訊くと食事はほとんど入っていないとのこと。 また、脳が腫れてきて... 続きをみる

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