2016年を迎えた時。彼を喪って1ヶ月も経っていない時。 呆然としながらも、私は目標をたてた。 1、生きる 2、仕事をしっかりこなす 3、彼の供養を自分なりにしっかりと行う ・・・一応ある程度はできたと思う。全力でこなせたかどうかは別として。 なのに、全然充足感はない。 もうあの時から1年経ってし... 続きをみる
2016年12月のブログ記事
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出会いと別れの季節というと、大抵の人は3月とか4月を思い浮かべるのではないか。 でも私にとっては12月もそうだ。 大好きな祖母が亡くなったのは12月。 彼と最初に出会ったのも12月。 そして、彼と今生でのお別れをしたのも12月。 不思議だ。 私にとっての重大な出来事は全部12月に起こっている。 強... 続きをみる
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部屋の整理をしていて。 彼の遺品も少し触った。 その時出てきたワインレッドのセーター。 いろいろなことが一瞬にして甦った。 彼と買い物に行った時、お互いの服を見繕うことも多かった。 回数は圧倒的に私の服を選んでいる時が多かったけれど。 お互いお世辞なんて言わず、「似合う、似合わない」とはっきり言い... 続きをみる
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私たちは、誕生日もクリスマスも予算を決めて、お互いの欲しいものを一緒に買いに行っていた。 少し高めのものが欲しい時は、誕生日の予算とクリスマスの予算を合わせて一つのプレゼントをお互い買ったりもしていた。 実際2014年は私も誕生日とクリスマスの予算を合わせて、ちょっと高めの腕時計を買ってもらった。... 続きをみる
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前回の記事を書いた後、本当に何気なくいつもと違う道から帰りたくなり、そこを通ってみた。彼ともよく通った道。 するとその通りで小さいけれど綺麗なイルミネーションが見られた。それも2箇所も。 田舎なせいか、周りに人がいないのも良かった。そして暫くぼーっと見てた。 幻想的だったな・・・ 彼からのプレゼン... 続きをみる
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今日から人によっては3連休らしい。 まぁ私は明日、仕事だが。 何で今年はクリスマスイブとクリスマスが土日と重なっているんだorz どうしても彼がいたら・・と考えてしまう。 もし彼がいたら、お互い仕事が休みだと思うし、一緒に過ごしただろうな。今頃。 「来年はいよいよ結婚だね」とでも言い合っていたかも... 続きをみる
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先週末、彼の同僚の方から聞いたお話。 『自分にとって希望、夢、憧れ、支え、そして一番大切な存在。彼女がいるから日常生活も頑張れる。彼女を幸せにしてあげたい。一緒になりたい。』 彼は私のことを本当に幸せそうな笑顔でこう話していたそうだ。 同僚の方曰く、あんなふうに純粋に相手のことを想っている人は初め... 続きをみる
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彼が倒れる何日か前。 テレビであるドキュメンタリー(?)、再現ドラマ(?)をやっていた。 車椅子の青年が、ある女性と知り合い、結婚していくまでの物語だ。 彼と私に近いものを感じ、思わず食い入るように見てしまった。 ”私の親は最初は賛成しなさそうだから、粘り強く説得する必要があるな”とか、 ”彼は車... 続きをみる
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前回、前々回の記事は死別経験者がよく言われると思う言葉について、一方的に私の感情を綴った。 でもあの言葉で希望を持てる人もいるんだと思う。 これから難しい課題や仕事を乗り越えようとする人とか、見えなくなっても大切な人の存在をきちんと感じられる人とか・・。 これだから言葉は難しい。 同じ言葉でも、相... 続きをみる
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「神様は乗り越えられない試練は与えない」 こんな言葉も聞いたことがある。聖書の言葉らしい。 昔は何とも思わなかったけれど、今は正直はぁ?という感想だ。 ものすごく嘘っぽく聞こえるし、そんなわけないとも思う。 そもそも「彼がいないことを乗り越えること」がよくわからない。 乗り越えるとはどういうことな... 続きをみる
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「寿命を全うしたらいずれまた再会できる」 「だから自分の寿命がくるまで生き抜くことが大切」 死別を経験した方なら一度は聞いたことのある言葉だろう。 この言葉を支えにして、踏ん張っている方もおられるだろう。 でも私はこの言葉に対し、あまり希望が見出せない。 まず「私の寿命っていつよ!?」となる。 誰... 続きをみる
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彼の職場の同僚にお会いしてきた。 たくさんのお話を聞いた。 彼が働いていた場所に行き、倒れた場所も見てきた。 嬉しいやら悲しいやら悔しいやら・・・いろいろな感情が混じったけど、これだけははっきり言える。 彼と出会えて良かった。 彼に愛してもらえていた自分は幸せ者だったんだなと。
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自分はもともと要領がかなり悪い。 そして忙しくなってくると、何かミスをしたり抜けたりしていることが多い。 彼がいなくなった直後は、悲しみにくれ、仕事も手につかずかなりミスをした。 今は彼のことを考えて仕事が手につかない、とかそういうことはないけれど、やっぱり忙しかったり自分のキャパを超えると何かし... 続きをみる
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昨日から落ちまくっている。 祥月命日当日よりも、その次の日以降の方が命日反応がすごいとは思わなかった。 土日は彼のことだけ考えていられたからだろうか。 昨日からまた現実と向き合っているからだろうか。 わからない。 今朝も4時前に目が覚めて、そこから寝られなくなった。 やっぱり頭に思い浮かぶのは、彼... 続きをみる
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昨日の出来事は私の心の蓋を開けてしまったみたいだ。 意外と自分の心は脆いんだな、と思う。 心の奥底に仕舞いこんでいた感情が溢れてくる。 『会いたい』 単純だけど、絶対に叶わない願い。 仕事中にも涙が出そうになったのは本当に困った。 まるで彼がいなくなった直後みたいだ。 逆戻りかよ、と自分で突っ込み... 続きをみる
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彼のお父さんから、これも後々聞いたお話。 入院して3日目か4日目。彼のお父さんが面会に行かれた際、彼は訊かれたことに頷きや首振りくらいはできる意識レベルだったそうだ。 その時彼のお父さんは「昨日俺や母親や姉が面会に来たことは覚えているか?」と訊かれたそうだ。 彼は首を横に振ったとのこと。 「ナナド... 続きをみる
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祥月命日まであと数日。 知らず知らずのうちに鬱状態に拍車がかかっている気がする。 ふっと、終わらせたい、と思った。 何もかもどうでもよくなった。 いつもみたいに「何で生きてるの?」じゃなくて「何で終わらせてなかったんだろ」と思った。 布団を被ってたえて、何とかこの場にはいるけれど。 胸にも"悲しい... 続きをみる
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