醜い感情と決意
『彼に会いたい』
毎日毎日私が願っていること。
その思いが募って、限界を超えると泣き叫んでしまう。
昨日がまさに限界を超えてしまった日だった。
ただ泣き叫ぶだけなら良かったのだが、私は昨日に限ってこんなことを叫んでしまった。
「何で死んじゃったの!」
「どうしていないの!」
「どうして私を置いて逝ったの!」
「ずっと一緒にいようって言ったじゃない!」
私は最低だ。
彼がいなくなったのは彼のせいじゃない。
彼自身、この世界で生きたいと願っていた。
きっと彼の方がこう思っているだろう。
『何で俺がこんなに早くいなくならなくてはいけなかったのか』って。
なのにそんな彼に対して暴言を吐いて。八つ当たりをして。
彼を更に悲しませて。
そんな私が彼の最愛の人だと名乗る資格があるんだろうか。
もう彼は私のことなんか嫌いになってるんじゃないだろうか。
そんなことを考えて、自分で自分が嫌になった。
でも今でも私は彼のことを愛してる。
いつか必ず会って、また一緒に過ごしたいという気持ちも本当。
これから先も、自分の中の醜い感情と、折り合いをつけていかなくてはいけないと思うけれど、その気持ちを糧にして、何とか踏ん張って生きてみよう。
もう、私にはそれしかないんだから。