ちょっとした独り言を。
あくまで私の場合は、なのであしからず。
また、汚い言葉を多々使うので不快に感じるかもしれません。

「彼が好きなのはわかるけど、いつかは前を向いて新しい人を見つけないとね」
今日、私が言われた言葉だ。
やっぱり皆、似たような言葉を言うんだなぁと妙に感心してしまったよ。
新しい人、ねぇ・・。
ちょっと想像してみたけれど無理だった。
例え万が一付き合ったとしても、彼が一番好きなのは変わらないし心も開けないだろうなぁなんて考えていた。
そんなの、相手に対しても失礼だ。

私が好きなのも、一番愛しているのも彼なんだ。
彼がいなくなって1年半。ずいぶんたくさんの出来事があったし、私自身いろいろ変わったところもあるけれど、この想いだけは譲れない。
ただどうしてもこの想いにはもう一つの感情がついてくる。
それは「一緒にいたい」という感情。
私は未だに彼を愛しているという想いと一緒にいたいという感情は切り離せていない。
愛しい気持ちが強まれば強まるほど、一緒にいたくてどうしようもなくなる。
生者同士ならお互い好きで、一緒にいたいと望んだら祝福されるのにな。
どうして生者と死者だとタブーになってしまうんだろう。
「そんなこと言ってうじうじしていると、彼が心配して成仏できなくなるよ」とか言われなきゃいけないんだろう。
別に彼を心の中で想ったって、誰にも迷惑をかけていない気がするんだけどな。
泣いて喚いて誰かに縋っているわけでもないのに。
一応表面上はいつも通りに振る舞っているのに。

「死んだ後のことなんてわからないし、死者が今、どう思っているかなんてわからない」
私はこう考えている。
こうなのかな？と想像することはできても断定はできないと。
なので「彼はきっとこう思っているよ」なんて言われるとハァ？と思ってしまう。
特に彼の事を全然知らない人から言われた時は。
「彼は空からきっとナナドゴブさんを見守ってるよ。だからナナドゴブさんが結婚して子どもを産んで幸せになったらもっと喜ぶと思うよ。きっと応援してくれるよ」
そう言われた時は乾いた笑いしか出なかった。
何？人って死んだら全員菩薩みたいになるのか。それはそれでびっくりだな。
私は逢えるとしたら、人間味のある彼に逢いたいんだけど。
・・そう思ったけれど言えなかった。
その人の言葉に悪意はないから。
ただ私に元気になってほしい、という思いがあるのはありがたいけれど、その思いを伝える時に彼を口実にしないでほしい。
彼を引き合いに出されたらもう反論の余地はない。黙るか肯定するしかないからだ。
それならストレートに「ナナドゴブ、早く元気になって！」と言ってくれた方がいい。
その時は反発するかもしれないけれど、彼を引き合いに出された時の後味の悪さは感じなかったと思うから。

あーあ、結局何が言いたいのかよくわからなくなってきたよ。
でも文章にしてみて、自分の気持ちを整理して、ほんの少しだけスッキリした。