いつかあなたに逢いたい

2015年12月に6年付き合っていた最愛の彼を喪いました。
正直どう生きていったら良いのかわからないまま・・・今を過ごしています。

車椅子でない彼

夢をみた。

彼が生き返る夢。

何度目だろう。


知らせを受けて彼に会いに行く私。

傍には彼のご家族や友人もいて。皆喜んでいた。

「○○っ!!」と言いながら駆け寄る私。

彼は私を抱きしめてくれた。

「ほんとに?ほんとに○○?」と訊く私。

「ごめんな、ナナドゴブ」そう言ってくれる彼。

私は不安で不安で彼の顔や身体をペタペタ触っていた。

温かい・・・少しほっとした。

「これからも一緒にいられるの?」と訊く私。

「いられるよ」と彼。

嬉しかったけれど、不安な気持ちがあったことは覚えている。


一旦解散して、しばらくしてからもう一度彼に会いに行く私。

部屋の扉を開けると彼がスーツに着替えていた。

「ちょっと!?もう仕事に復帰するつもりなの?無理しちゃダメだよ」と言う私。

「大丈夫だよ」と彼。

そこから何かやり取りしたけれど覚えていない。


そこで目が覚めた。

あぁ、やっぱり夢だったかとしか思わなかった。

少し切ない。


印象的だったのは、最初彼に会った時は車椅子だったのに、次に部屋に入った時は自分の脚で立っていたこと。初めて見た。

私は彼が車椅子になってから知り合ったから、立っているところは写真でしか見たことがない。

だから何となく嬉しかった。あれはあちらの世界にいる本当の彼だったのではないかと。

そして「これからも一緒にいられる」という言葉。

それが現実になることを願っている。

堕落

土曜日は部屋の片付けとか、本を読んだりも少しはしたけれど・・。

やっぱり彼を想って泣いて、泣きつかれて寝て、ぼーっとする時間の方が多かった。

そして日付が変わるころ、無性に何か食べたくなって。

米を炊いておにぎりを作って味噌汁を作って食べた。こんな夜中に。

昼間はほとんど何も食べたくなかったのに。


不規則な生活のせいか、お腹周りの肉は着々と増えている。


自分が滅茶苦茶なことをしているってわかっている。

このままじゃいけないってことも。

彼がいなくなったことに甘えて、自分を堕落させていることも。


でも今はやっぱりダメだな。

理性や頭で考えていることは・・感情や身体に直結しない。

少しずつ変えていけたらいいけれど、できるかな。

ぐるぐると考える

仕事がバタバタしていると、心も荒むんだろうか。

最近、仕事をする意味が見出せなくなってきている。


私の仕事はある程度のマニュアルはあるが、臨機応変に自分で考えて動かなくてはならない。患者や家族と接するのでコミュニケーション能力も求められる。

もともと向いているとは言い難いが、何とか頑張って勤め上げられたらと思っていた。

憧れの仕事だったし。こんな自分でも人の役にたてたら・・なんて思っていた。

彼がいる時はそのためにある程度努力もしてきた。

彼も頑張っているナナドゴブが好きだ!と言ってくれていたし。


今は・・・どうだろう。

社会人として、最低限のことはこなしているとは思う。

でも何というか、向上心が湧いてこない。

将来に対する目標がないからか。

行き着く先が見えないからか。

一体いつまでやれば良いのかわからないからか。

プライベートがお先真っ暗なのに、何で頑張らなくちゃいけないんだという考えが根底にあるからか。

本当つくづくダメ人間だ。


前の仕事のように身体をマニュアル通りに動かす仕事だったら、余計なことを考えずに済んだのか。少しは違ったのかな。

彼のせいにしてこの仕事をやめたくないと思っていたけれど、最近自信がなくなってきている。こんな中途半端に続けても迷惑だろうし、患者や家族にも良くないかもしれない。


でも、こんな風になんだかんだで仕事を続けたくない言い訳をしているのかもしれない。


まぁ、でもしばらくはやろう。始めたばかりだし。

何とか踏ん張っていたら、答えがみつかるかもしれない。