いつかあなたに逢いたい

2015年12月に6年付き合っていた最愛の彼を喪いました。
正直どう生きていったら良いのかわからないまま・・・今を過ごしています。

彼への手紙

〇〇へ



お元気ですか?最近急に寒くなりましたね。
それともそちらは寒いとか、暑いとかは関係ない場所なのでしょうか。
そちらの生活には慣れたでしょうか。


〇〇がいなくなって、もう2年と10ヶ月が過ぎましたね。
必死になって生きていたので一日一日は長く感じていましたが、ふり返ってみるとあっという間だったようにも感じます。


今日。
この日が過ぎたら、私は〇〇よりも長く生きることになります。
29年と3ヶ月と3日。〇〇がこの世にいた時間。
それを越えてしまうことになります。
〇〇より年上になるのは嫌だ、そこまで生きたくないと思っていた時期もあったので、ほんの少し切ないです。


ここ最近。
〇〇との想い出を振り返っていました。
楽しかったこと、嬉しかったこと、そして少し悲しかったこと。
いろいろな感情が思い起こされました。
そしてその中で、改めて〇〇がどれだけすごい人だったかを実感していました。
どれだけ私を愛してくれていたのかも。
〇〇の彼女になれて本当に良かったと思っています。


残念だけど私はもう、〇〇を幸せにしてあげることはできません。
私が胸を張った生き方をすることで〇〇を安心させる・・ということはできるかもしれないですが、直接何かをしたりだとか、話を聴いたりだとかはもうできないです。
お互い、歯痒いですね。
〇〇も同じように想っているのでしょうか。
もしそちらにも幸せと感じる概念があるのであれば、私は〇〇に幸せであってほしいと思っています。
そちらのことがわからないから、私は〇〇のことを知ることができないけれど。


私はずっと思い悩んできました。
私とつきあって良かったのかと。私とつきあわなければ〇〇はもっと幸せになれたんじゃないか、長生きできたのではないか、と。
でも私は、たった6年間だったけれど、〇〇と一緒にいられて本当に嬉しかった。
つきあえたこと、私自身の主観では後悔していません。
例え全てがわかったうえで〇〇と出会う前に戻っても、私は〇〇とつきあうことを選ぶでしょう。
〇〇が私に見せてくれた最高の笑顔。
愛しているよという言葉。
改めて思い返してみて、疑うことの方が失礼だと思いました。
あの時〇〇も幸せを感じてくれていたのだと、最近素直にそう思うことができるようになりました。


ここまでけっこう偉そうなことを書きましたが、私はこれからも後ろを振り返ることがあると思います。
時には涙を流して、あなたに心配をかけることもあるかもしれません。
でも少しでも〇〇に誇りに思ってもらえるように。
〇〇があちらで安心して、幸せになれるように。
自分なりのペースで、しっかり自分の人生を生きたいと思っています。


そして。
遠い未来なのか近い将来なのかはわからないですが、私がそちらに逝った時。
もし再会できるのであれば、逢いたいです。
そして離れていた時のこと、一緒に過ごした想い出を笑いながら語り合いたいです。


最期の時、躊躇して言えなかったけれど、私と一緒に同じ時間を生きてくれて本当にありがとう。
愛しています。
どうかお元気で。



ナナドゴブ


彼のこと(2)

彼のこと。まだまだたくさん書きたい。
この記事で書いていないこと。
2年9ヶ月経って新たに気づいたこと。
書いていこうと思う。


彼は痩せていればかなりイケメン(しょっぱなから失礼な)
昔の写真を見て、驚いたのを覚えている。
私と出会った時は、すでに顔が丸かったっけな。
でもあの柔和な顔が私は大好きだった。
彼は猫が大好き。そしてゴキブリが大嫌い。
実家で猫を飼い始めようと言ったのが彼。
そしてゴキブリと格闘した時、女子みたいな悲鳴をあげて逃げ惑っていたっけ。


自分ではポーカーフェイス!なんて言っていたけど、考えていることとかその時の感情とか、ぱっと見たらけっこうばればれだった。
いつも指摘したら、目を白黒させていたっけ。
あーあと、ナナドゴブをエスコートするから!なんて言って、いつも空まわりしていたのがおもしろかったな。
俺、一応年上だからリードしたい・・なんて落ち込んでいる様子が可愛かった。
そして弟気質があるのか、よく甘えてくれたりもしたっけ。


あとは、彼は相手のいいところをちゃんと見ようとする人だった。
どうしても人間、短所が目につきやすい。
癖の強い人でもちゃんと相手のいいところをみつけて、それに合った言葉かけができる。
文字に起こすと簡単そうにみえるけど、そう簡単なことじゃない。
そういう所は本当に尊敬していた。
あぁ、そういえば普段はそんなに歳の差を感じなかったのに、時々ひどく大人びて見えることがあったな。
相手の全てを受け入れて、悪い所も赦せているような、本当に器の大きい人だったからだろうな。
そんな人の彼女になれて、本当に良かった。


彼のこと。
本当はまだまだ書くことはたくさんあるのだろう。
でも記憶が改竄されていることもあるし、薄れていることもあるんだろう。
残念だけど。
最初に彼のことをブログに書いた時、もっともっとたくさん書けばよかった。
ちゃんと記録として残しておけばよかった。
あの頃は辛すぎて、記憶にすら目を向けることができなかった。
記憶が想い出に変わりつつある今、穏やかに振り返ることはできるようになったけれど、それじゃ遅かったかな、なんて後悔している。


でも彼が最高の男性だったことは忘れない。絶対に。

もしも1日だけ・・

もし彼と1日だけ再会できるなら、どんなデートをするか。
そんな風に考えたことがある。
行きたかった場所に2人で行ってみるか。小旅行をしてみるか。
でも最近、それもいいだろうけど、もし会えるのだとしたら普通に過ごしたいと考えるようになった。


彼のあのアパートの部屋で。
二人でごろごろしながら過ごしたい。
離れていた時のお互いのことや他愛もない話をして。一緒に作った料理を食べて。
一緒のテレビを観て、笑って。
家族のような時間を共有して。
そして時間になったら、笑って見送りたい。
最期の時言えなかった、”ありがとう。幸せだったよ”って言葉も添えて。
結局、なんだかんだでこんな時間が一番幸せだったしな。
もちろん、叶うはずのないただの妄想なのだけれど。


彼は最期だとわかっていたら、私にどんなことを伝えたかったのだろう。
時々、そう思って切なくなる。
彼が何を伝えたかったか、そして何を伝えたいのかだけでもわかったらいいのにな。