いつかあなたに逢いたい

2015年12月に6年付き合っていた最愛の彼を喪いました。
正直どう生きていったら良いのかわからないまま・・・今を過ごしています。

自分の意思で

前日の記事に関連した話になるけれど。


自分自身の延命治療をどうするのか。
考えて身近な人と話し合って、自分の意思を伝えておくのはとても大切なことだと思う。
私のブログを読んでくださっている方は愛する人を亡くされた方も多いだろうから、そんなことわかってるよ!と言われそうだけれど。
私自身、全ての延命治療は絶対にしないでくれと家族には伝えてある。


私が彼の延命治療を行わなかったことを後悔していないのは彼の言葉にある。
「ナナドゴブ、俺にもし何かあったとしても人工呼吸器はつけないでね。俺はたくさんの機械に繋がれてまで生きたくない。」
この言葉を聞いていなかったら。
私は判断する時にかなり迷ったかもしれない。もしかしたら後悔していたかもしれない。
前の記事で書いたとおり私は医療従事者としての判断をしたけど、最後の一押しになったのは彼のこの言葉だと思う。


自分自身のためだけじゃなくて、遺される側のためにも。
自分の最期をどう迎えるか、どうしたいのかは伝えておいてほしい。
医療従事者としての立場からも死別を経験した立場からもそう思う。
「そんな不吉なこと言わないで!」と言われてしまうかもしれない
(実際に親からも言われた言葉だ)
でも「その時」は誰にでもやってくるし、突然やってくることもザラだ。
延命治療をどうするか訊かれる時は、本人の意思を訊けない場合が多い。
その時になって残酷な選択をするのは自分の愛する人だ。
しかも悩む間もなく決めろと言われ、苦渋の決断をする。
もし本人の意思がわからなかったら、これで良かったのかどうか愛する人が苦しむかもしれない。
それは嫌だから。


あらかじめ意思を示してくれていた彼には感謝している。
本当にありがとう。
だから私もきちんと考えて周りに伝えておかないとね。
エンディングノート、もう一度見直して書き直そうかな。

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