まだ完全に受け入れられてない
ゴールデンウィークも今日で最終日。
最初は長いように思っていたけれど、過ぎてみたらあっという間。
なんだかんだでいろいろ予定を入れていたからかもしれない。
休みの間は実家に帰省した。
家族と出かけたし友人とも遊んだ。
お墓参りにも行ったし、ドライブもした。
それなりに楽しめたと思う。
少なくとも昨年のゴールデンウィークよりは幾分マシ。
でも「何か」が足りないと感じるのは変わりない。
友人と遊んでいる時や家族で出かけた時。
彼と行ったことのある店や場所もたくさん通った。
彼とこんなやりとりをしたな、とか彼はこの店であれを買ったっけ、とかいろいろ思い出す。
普段記憶を呼び起こす感覚と違って本当にリアル。
頭の奥底から、自分の意志とは無関係に記憶が引きずり出されて目の前に出された感じ。
それほど鮮明に彼の笑顔や仕草、行動が目に映る。
少なくとも3年以上前の記憶の筈なのに、まるで数日前に経験したかのように感じてしまうのだ。
だから、「あれ?彼ってもういないんだっけ。二度と一緒にこんな経験はできないんだっけ?」と素で思ってしまった。
でも理性ではもちろん彼がいないことを知っているから、あぁそっか、無理なんだよなぁと次の瞬間思い知らされる。
彼がいないことを心で受け入れられていない。今回の休みでそれを嫌というほど実感させられた。
でも同時にまだ彼のことを思い出せる、大丈夫だって思えることもできた。
前には全然進めてないし、これから生きていくにはこの感覚は良くないのかもしれないけれど、周りに自分の気持ちをぶちまけて心配をかけないだけ、まだ昨年より進歩してるのかもしれない。