いつかあなたに逢いたい

2015年12月に6年付き合っていた最愛の彼を喪いました。
正直どう生きていったら良いのかわからないまま・・・今を過ごしています。

こうなる運命だった?

昨日、彼の実家にもお邪魔した。
花を供えてお線香をあげてご両親とお話しする。
彼の事も少し話すが、内容としては近況がほとんど。
ご両親もつらいのだと思う。
これは前の記事にも書いたけれど。
まだ彼のことを思い出すことすら、ツライのではないかと勝手に私は予想している。


それでもぽつりぽつりと彼の話になっていく。
その中で彼のお母さんが、
「息子は・・〇〇はこうなる運命だったのよ、きっと。」
そうおっしゃった。まるで言い聞かせるかのように。
それに対してお父さんは無言。
私もなんて答えたら良いかわからずにただ愛想笑いをしただけだった。


”運命”
人間の意思をこえて与えられる災いや幸福のこと。
そんな目に見えない、本当にあるかどうかわからないものに私たちは引き裂かれたのか。


彼がこの世からこんなに早くいなくなることは決まっていたのか?
そしてそれはどう足掻いても変えられないものだったのか?
今でも私は自問自答している。
そうですよ、と誰かに言われたとしても信じたくないけれど。


『運命は変えられる』なんてよく小説とか映画とかのフレーズで出てくるけど、彼の場合どうすれば変えられたんだろう。
どの時点で運命は決まってしまったんだろう。
どこで変えることができたんだろう。
つきあってすぐ?
遠距離恋愛の時?
お互いの就職が決まった時?
私が今の街に引っ越してきた時?
それともあの転倒事故の日?
どこにどうやって介入すれば良かったんだろう。
どうすれば彼は今も私の隣にいたんだろう。
それとも介入すべき所は私と出会う前だったのか。
もしかしたらそもそも私とつきあったことが間違いだったのか。
疑問は尽きない。


私は彼の運命を知っていたとしたら、どんなことをしても変えようとするだろう。
例え何かの法則を捻じ曲げたとしても。
自分の中の何かが犠牲になろうとも。
どんな取引をしてでも変えたと思う。
そんなことができるのかは、わからないけれど。


今となってはもうどうしようもないことだけど、思いをめぐらしてしまうんだ。

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