どうしてるか知りたいよ
今日も昨日に引き続きお墓参り。
人のなるべくいない夕方を狙った。
お墓に行く途中彼が乗っていた車と同じ車種、しかもナンバーが彼の誕生日の車とすれ違った。
やっぱりこっちにいるのかな?
花は猿に食べられていなかった。良かった。
花の水を替えて線香をつけて彼に語りかける。
これもいつものこと。
でも今日は唐突に『彼のことが知りたい‼』と強く思ってしまった。
ねぇ、◯◯は今どこにいる?
どんなことをしてるの?
安楽に過ごせていますか?
訊きたいことがたくさんたくさん。
彼がいた頃はお互いにあったこと、会うたびいっぱい話していた。
でも今は一方的に私が話しているだけ。
ずるいよ。
あの頃と同じようにお互いのことを知りたいよ。
例えいる次元が違ったとしても。
そもそも彼から私はみえているのだろうか。
そんな思いが募って「◯◯~‼」と彼の名を呼んでみた。
お彼岸だから何かあるかな、と思ったけど、私の声は虚しく墓場に響いただけだった。