昨日の出来事~ラーメン屋~
花火大会が終わった後、夕食を摂りに友人とラーメン屋へ。
時間が遅く、営業している場所も限られていたため、友人も私も初めてのラーメン屋へ行った。
そしてそれが大当たり。
リーズナブルだけど、スープがものすごく美味しく友人と夢中になって食べてしまった。
また来たいね~なんて話していた。
彼はラーメンが大好きだった。
夜一人で食べに行ったり、彼のお母さんに内緒でお父さんと2人で食べに行ったこともあるそう(結局ばれて、めちゃくちゃ怒られたらしいが)
転落事故で怪我をして入院中の時期に初めて外出した時も、ラーメンを食べたと言ってたっけな。病院食ばかり食べていたからあの時の味は忘れられないって、嬉しそうに笑っていた。
デートの時に美味しいお店を知っていてよく連れて行ってもらっていた。
それまでラーメン=家で食べるものだと思っていた私にとっては衝撃だった。
でも彼の紹介してくれるお店はおいしい所ばかりで、それからもちょくちょく通っていたっけ。
昨日食べたラーメン店、彼は行ったことがあったのかな。
あの美味しいラーメンを食べたことがあるのかな。
もう、確かめることができない。
彼がいたら、真っ先に案内していただろう。
「こんなところあったんだけど知ってる?」って。それはもうドヤ顔で。
だっていつも連れていってもらってばっかりだったから。
彼好みの豚骨ベースのラーメンもあったから、彼も「美味しい♪」って言ってくれたと思う。多分。
見たかったな。彼の嬉しそうな顔。
聞きたかったな。彼の嬉しそうな声。
どうしてこんな、些細な願いすら叶わないんだろう。