いつかあなたに逢いたい

2015年12月に6年付き合っていた最愛の彼を喪いました。
正直どう生きていったら良いのかわからないまま・・・今を過ごしています。

褒められたい願望

週明けの仕事はやっぱりしんどい。
入ってくる情報量が多すぎて、私の鈍い頭じゃ情報を処理しきれない。
終わった頃には心も身体もへとへとだ。


こんな時は彼に頭を撫でてもらいたくなる。
あの大きくて暖かい手でわしゃわしゃと。
そういえば褒めてもらう時、慰めてもらう時、たくさん頭を撫でてもらったな。
「ナナドゴブ、よく頑張ったね」等の言葉があったり、時には無言だったり。
でもすごくすごく安心したな。
もう疲れて疲れてどうしようもない時は、「撫でてくれ~」と柄にもなく甘えてみたりもした。


私は以前は人に頭を撫でてもらう事が嫌いだった。
小さい頃、親戚とかに頭を撫でられるとうわああぁぁぁと鳥肌が立った。
何!?何勝手に人の頭に触ってんのー!と内心かなりの修羅場だった。
でも彼は最初から平気だったんだよね。というより心地よかった。
やっぱりトクベツだね!
どんなに胸がざわざわしていても、気分が悪くても、泣きそうになっても彼の手で頭を撫でられたら全部吹き飛んでしまう。
そして頑張ろうって気力が湧いてくる。
私よりずっと大きい、指の長い綺麗な手。
大好きな人の手は偉大だ。


「〇〇~聞いてよー!今日大変だったんだよ!」
仕事から帰って私は彼に愚痴る。
そして彼が、
「はいはい、頑張ったねナナドゴブ。」
そう言って頭を撫でてくれる。
「ありがとー!じゃあ今日の夕飯ははりきって作っちゃう♪」
なんて私が調子に乗って、彼がそれを半分笑いながら半分呆れながら見守ってくれる。
・・・・そんな会話がある家庭を築きたかったな。


私は今、帰ったら一人。
褒めてくれる相手なんていやしない。
彼がいた頃と同じように、とは言えないかもだけど、自分のやれることをやっているつもりだ。
たまにでいい。
あの安心できる手で頭を撫でて褒めてくれないかな。

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