いつかあなたに逢いたい

2015年12月に6年付き合っていた最愛の彼を喪いました。
正直どう生きていったら良いのかわからないまま・・・今を過ごしています。

ツナグ

「ツナグ」という映画がある。
2012年に公開された邦画だ。
原作となった本もあるらしい。
彼がいなくなって間もない頃、死別についてネットサーフィンをしていた時に知った。


死んでしまった人に一度だけ会わせてくれる人物。それが「ツナグ」
この映画の主人公はこの「ツナグ」を引き継ごうとしている青年。
この青年が、いろいろな依頼主と関わる中での葛藤や成長を描いている、という内容らしい。
この映画はいつか観たいと考えているが、今は観れない。
絶対に泣いてしまって、最後まで観られなくなるから。
登場人物と自分を重ね合わせてしまうから。


もし現実にこの「ツナグ」がいたら、私はどんなことをしても探し出して、”彼に会わせて欲しい!”と依頼するだろう。
でもこの映画の設定だと、会える死者は一人らしい。
そして死者にとっても会える生者は一人のみらしい。
しかもお互いに一度だけ。
私と仮に会ったとしたら、ご両親や友人には会えないことになる。
そんな縛りがあるなかで、彼は私と会ってくれるだろうか。
私は迷わず彼を選ぶが。
会ってくれなかったら、仕方のないこととはいえ凹むな~なんて妄想までしていた。


あぁ、もう一度彼に会えたらな。
伝えたいこと、訊きたいことがたくさんあるのに。
どこかに本当に「ツナグ」のような人がいないかな。

×

非ログインユーザーとして返信する