いつかあなたに逢いたい

2015年12月に6年付き合っていた最愛の彼を喪いました。
正直どう生きていったら良いのかわからないまま・・・今を過ごしています。

9回目の月命日(1)

1日遅れたけれど、月命日の出来事を綴ろうと思う。


彼がいなくなって昨日で9ヶ月。
もうそんなに経ったのか、という思いとまだこれだけしか経っていないという思いが交錯する。
一昨日の沈み具合を引き摺ったまま、月命日を迎えてしまった。
月命日は比較的穏やかな気持ちになれることが多いので、こんな暗い気持ちで迎えたのは最初の月命日以来かもしれない。


今日は日曜日で休みだったので、どこに行くかは決めていた。
過去の記事にも書いた彼との想い出の場所へ行くことだ。
実に6年ぶりだ。
今住んでいる街からかなり遠いと思っていたが、実際車を走らせてみるとそこまででもなく1時間半もかからなかった。
私がかなりスピードを出していたからかもしれないが。
お店は彼と行った時と同じ佇まいであった。嬉しかった。
彼と座った席に座りたかったが、私一人なので一人用の席に案内される。
メニューをみて、あの時と同じ海鮮丼と味噌汁を頼む。
残念ながらカニの味噌汁はなかった。
でも相変わらず美味しい。
彼ともう一度食べたかったな、と思いながら食べる。
私が味わったものは、彼にもその味が伝わるようになればいいのに。
そうしたら、彼が好きそうなものを片っ端から食べるのに。


食べ終わって店の外に出ると、水が有名な街だからか、綺麗な湧き水が汲める場所があった。触ってみると冷たくて気持ちいい。
彼と行った時にはなかったと思う。
やっぱり6年も経つと変わるものだな。


その後近くの海へ行った。
やっぱり海へ行くと落ち着く。
ざわざわしていた胸のうちが少しおさまった。
足を浸けることのできそうな場所があったので、そこに行きしばらくぼーっと過ごした。
足に心地よい冷たさを感じながら考えるのは彼の事。
彼の写真を片手にいろいろなことを話したり、考えたりした。
でもやっぱり最終的に行き着くのは「会いたい」という願い。
せめてこの広い海でつながっている場所にいたらいいのに。
物理的な距離は遠くても。
もしそうだったらどんなに苦労しても会いに行くのに。
どうして違う次元(?)にいるんだろう。
そんなことを思い、少し泣いた。

×

非ログインユーザーとして返信する