これは心の中で生きている・・とは少し話がずれるかもしれない。
私は彼のことを鮮明に覚えていると前の記事に書いた。
時に覚えていることでどん底に叩き落されるとこともある。
彼の手の感触とか、声とか、ぬくもりとか。
全部全部思い出すことができるのに、実際にそれを感じることはもうできない。
あまりにリアルに思い出すことができるから、まだ彼はこの世にいるんじゃないかと錯覚してしまうこともある。
彼の時間がもう止まっているなんて信じられない、そう思ってしまう。
でもその直後に「もう彼はいない」という現実に叩きのめされる。
会いたいのに会えない。
自分の中には彼はいるのに、この世にはもういない。
自分の中では「大切な人、最愛の人」なのに、世間的には「過去にいた人」で。
周りと自分とのギャップがありすぎる。
正直、つらい。
「心の中で生きている」事ほど残酷なことはないのかもしれない。
でも、彼の事は忘れたくない。絶対に。
その2つの思いに挟まれて、これからも苦しんでいくんだろう。