いつかあなたに逢いたい

2015年12月に6年付き合っていた最愛の彼を喪いました。
正直どう生きていったら良いのかわからないまま・・・今を過ごしています。

茫然自失

今日は起きた瞬間からわかった。
あぁ、駄目な日だって。


いつもより少し早く起きたのに、全然目覚めは良くなかった。
疲れも取れていなかった。
何よりも目が覚めた瞬間に現実を現実だと認識できなかった。
あれ?私今△△していなかったっけ?と考えてしまった。
夢とごっちゃになってしまっていたのだ。
この感覚は割りと久しぶり。
夢は彼が出てこなかったことしか覚えていないが、そんなにいい夢でもなかったけれど悪い夢でもなかった気がする。
ただ、夢の中では彼がいないことを全く考えていなかった。
だからそんな状態で目覚めると「彼はいない」という現実を認識する所から始まる。
それはとてもつらい作業。


案の定、今日は朝からどかんと堕ちこんで。
仕事に行きたくないと思いながら、無理やり支度をした。
胸がわけもなくざわざわして。
彼の最期がやけに目の前をちらついた。


仕事は当然上手くいくはずもなく。
週明けだというのに最悪のスタートになってしまった。
おまけに想定外の仕事もばたばたはいってきて、全く自分のペースに持ち込めなかった。
そのうえあと少し仕事が終わるという時に、フラッシュバック再びorz
危うく人前で泣きそうになった。なんとかこらえたけれど。
おかげで今も茫然自失状態だ。


こんな風に仕事で失敗しても誰にも頼ることができない。
甘えられない。癒されない。
ストレスを溜め込んで、それを何とか毎日誤魔化して、休日は倒れるように寝て。
本当に、その繰り返しだ。
あんなに憧れていた職業だったのに。
あんなに大好きな仕事だったのに。
今は、もう全然やりがいを見出せないまま淡々とこなしているだけ。
人に寄り添わなくてはいけないのに。


彼がいないことを受け容れられない自分の弱さに甘えて、全部全部中途半端にしている。
こんな姿を彼はみているんだろうか。
呆れているかな。怒っているかな。悲しんでいるかな。
いずれにせよ、プラスの感情ではみていないだろう。
だから傍にいないでほしい。
こんな自分はみられたくない。


呆然としながら、今そんなことを思っている。

気持ちがぶり返す

彼に会いたいという欲求が強くなっている。
彼がいなくなってから毎日毎日思っていたことだけれど、最近は特にだ。
何でいないんだろうとか、会いに来てよとか無茶なことを思っている。
そしてひどい時には泣いてしまう。
何なんだろうな、本当に。
まだ4月とか5月の方が気持ちが落ち着いていた気がする。


グリーフケアなんてものを学生の時に少しかじったりした。
悲嘆のプロセスを勉強したりもした。
愛する人が亡くなった場合、受容するまでいくつかのプロセスがあり、昔は一方通行だと考えられてきたが、今はプロセスを行ったり来たりするといわれている。
その当時はそうだよねくらいにしか思っていなかったが、彼がいなくなって本当の意味でそれを実感した。
そもそも私は受容にたどり着けるかさえ、わからないが。
今の私は「怒り」とか「取引」とか「抑うつ」を行ったり来たりしていると思う。
(うろ覚えのプロセスなので、間違っていたらすみません。)


もうすぐ彼に会えなくなって8ヶ月。
会えない時間がだんだんと積み重なっていくうちに、彼がいなくなったという実感も積み重なっていく。本当にいないんだと思い知らされる。
そして未来。前は希望でいっぱいだったのに、今は絶望だらけだ。先が真っ暗だ。
もう時間が進まないでほしい。彼といた時間をこれ以上遠いものにしないでほしいと考えてしまう。
彼がいるだけで未来が明るいものになるのに。お願いだから帰ってきて欲しいと自分のために願ってしまう。最低だ。


私が未来を見据え、前向きになるにはまだまだ年単位の時間が必要なんだろうな。

逢えるという確証が欲しい

もう手の届かない所へ逝ってしまった彼。
私がこの世にいるうちはもう話すことも触れることもできない。
まだ半分信じられないけれど。
でもそれは事実で、受け止めなくちゃいけなくて。


私がこの世からいなくなった時、再会できるのかも不安だ。
正直、もう二度と逢えないんじゃないかと思ってしまう時もある。
彼はいなくなってから何回も夢に出てきてくれるし、これは彼が見守ってくれるんじゃないかと思ったことも何度かある。
でも夢は私の脳が作りだしたものだといえばそれまでだし、その出来事も偶然で説明がつくことばかりだ。
これで彼の幽霊か何かがでてきたというのなら話は別かもしれないが。
仮にあの世というものがあったとして、私がそちらへ行くまで彼が待っていてくれるかもわからない。
もしかしたら死後、行く場所が違うかもしれない。


彼が待っていてくれると、迎えに来てくれると信じたい。でも不安や猜疑心の方が大きい。今の心境はそんな感じだ。
彼が割りと現実主義で、「人間は死んだら原子と分子(?)になって空気中を漂うんだよ」みたいなことを言っていたのも影響しているのかもしれない。


私は平均寿命まであと60年近く。正直不摂生な生活をしているので、そこまで生きられるとは思っていないけれどまだまだ先は長い感じはする。
そこまで耐えて耐えて生き抜いて、最期に彼と再会できるのであれば頑張ることもできるけれど、そうでないなら終わりにしたいという気持ちもある。
逢えるという確証が欲しい。
そうしたらもう少し頑張るから。