いつかあなたに逢いたい

2015年12月に6年付き合っていた最愛の彼を喪いました。
正直どう生きていったら良いのかわからないまま・・・今を過ごしています。

料理

手料理を作る。
これも彼が一人暮らしを始めてからやったこと。
それまではお互い実家暮らしだったので、せいぜいで私がお菓子を作って持っていくくらいだった。


彼の部屋で最初に何を作ったのか、実ははっきり覚えていない。
肉料理とか・・そんな感じだった気がする。
それよりも彼の方の印象が強かった。
だってずっと落ち着きなくそわそわしていたから。
料理を作っている私の周りをそわそわ、そわそわ。
時折ニコニコしながらこちらを見ている。けっこう緊張した。
そして唐突に「彼女が台所に立ってるっていいよね♪」なんて言い出して、私は持っていたお皿を落としそうになった。動揺して。
家庭的な一面が見られて嬉しかったのだそうだ。


その時の料理はよくも悪くもなかったと思う。実に普通。
でも彼は想像以上に美味しい、美味しいって言いながら食べてくれていたっけ。
これからも料理を作って欲しいな、なんてプロポーズもどきの言葉も貰ったっけ。
うん、その言葉に舞い上がっていたな。
もちろん、そのつもりだったし。
ただ私の料理は本当に普通、という言葉がしっくり来るので、もっと料理の腕を磨いておけば良かったな、とかこれだけは誰にも負けない、という料理を持っておけば良かったな、と思ったりもした。
まぁ、これから上達していけばいいかな・・なんて思っていた。
そんな時間はなかったのだけれどね。


反対に彼の手料理をご馳走になったこともある。
彼はもともと器用なので、手が不自由なのに包丁の使い方は私より上手だったな。
彼の料理は・・特に煮物系が絶品だった。
きちんと味が染みこんでいて、噛めば噛むほど美味しかった。
時々、デザートとして牛乳プリンを作ってくれたっけ。
市販のものより素朴な味で、甘さ控えめだったけれど好きだったな。
こうして振り返っていると、やっぱり彼の方が女子力高い・・orz


あのままいけば、彼は私よりも料理が上手くなっていたんじゃないかと思う。
そんな彼の料理を食べてみたかったな・・と時々思う。

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