バレンタインデーの思い出(2)
つき合って初めてのバレンタイン。
作るお菓子も相当悩んだが、そのお菓子を包む包装やカードもああでもない、こうでもないとお店で悩みながら選んだ。
でも大好きな人のために選ぶのは嬉しかったし、喜ぶ顔を想像してわくわくした。
当時、彼に渡したメッセージカードには「これからも一緒にいてください」みたいな事を書いた。流石にその場で読まれるのは恥ずかしかったので、「これは家に帰ってから読んでください」と言って渡した。彼も「はーい」と言っていたのに・・・
その後なんと車の中で、「何が書いてあるのかな~」と読もうとしたのだ。
それはもう楽しそうに、私の目の前で。
私は青ざめ「辞めてくださいー!」なんて言いながら、彼と揉み合い(?)になった。
メッセージカードを読もうとする彼とそれを阻止しようとする私。
そしてなんと私は腕力で彼に勝ってしまった。
もともと背が高くて体格も良く、腕力も多分並の女性以上はある私。
彼の腕を押さえ込んでしまったのだ。(オイオイ・・)
彼はそれにひどくショックを受けており、「俺、車椅子だから一応腕で歩いているようなものなのに・・ナナドゴブさんに負けるなんて。」と。
そして「絶対ナナドゴブさんより強くなりますから!!」と言った。
その言葉通り、途中から私は腕力では敵わなくなった。
ちなみにこの時、どさくさに紛れて初めて手をつないだ。
というか、彼がつないできた。
彼曰く「計画通り!」だそうだ。
傍からみたら車の中でいちゃつく、鬱陶しいカップルだったに違いない。
どうか誰にも見られていませんように・・・
ちなみにメッセージカードはその後、隙をつかれ読まれましたorz