いつかあなたに逢いたい

2015年12月に6年付き合っていた最愛の彼を喪いました。
正直どう生きていったら良いのかわからないまま・・・今を過ごしています。

車の中で

デートをする時は彼が運転することが圧倒的に多かった。
彼は「自分の車の方が乗り降りが楽だし、車椅子も入れたり出したりしやすいから大丈夫だよ」と言っていたな。
私の車は車高が高く、乗り降りするにはトランスファーボードを使っていたっけ、そういえば。
なので申し訳ないな・・と思いつつ、いつも車に乗せてもらっていた。


やっぱりそれだけ車に乗せてもらっていると、長距離も移動することがあるし、私も疲れてることがあるし、どうしても助手席で寝てしまうことがある。
本当に申し訳なかった。
6年間のうち寝てしまったのは、私が覚えているだけで3~5回ほど。
気づいたら寝ていてかなりの距離を移動していて、私は彼に申し訳なくて謝った。
彼が運転してくれているのに。
でも彼は”いや~あまりに気持ち良さそうに寝ているから起こせなくてww”なんて笑っていたな。
その時は「もー!!」なんて言っていたけれど、彼なりの優しさなんだろうな、きっと。
だって嫌な気はしなかったから。


車の中で寝てしまった件で、一回だけとても印象深かった時がある。
その日はショッピングをして疲れてしまっていた。
この日だけは彼の承諾をとり、シートを倒して眠ってしまった。
ただ完全には寝付けず、眠っていて目は開けられないけれど、車が走っているのはなんとなくわかる”半覚半眠”のような状態になっていた。
だから、”あ、今信号を曲がったかな”なんてことぐらいはわかった。
そして・・隣からたまに感じる視線。
彼だ。
信号で停まるたびにこちらに目を向けているのがわかる。
でもすごく優しい視線。
私は人の視線に敏感で、普段は見られることに抵抗があるのだけれども、その時は全然きにならず、むしろ心地よかった。
”あんまり見ないでよ~”なんて思いつつ、目を開ける気力がなかったので、その心地よい感覚に身を委ねてしまった。


あとで訊いてみたらやっぱり彼は見ていたらしい。
「寝顔が可愛くてついww」なんて笑っていたけれど、あの時の視線は何ていうか、愛おしいものを見る視線だっていうのは私もわかったので、かなり気恥ずかしかったのを覚えている。

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