いつかあなたに逢いたい

2015年12月に6年付き合っていた最愛の彼を喪いました。
正直どう生きていったら良いのかわからないまま・・・今を過ごしています。

現実を直視したくない

今日、何故か唐突に思い出した。


2,3年前、彼と恋愛映画を観た。死別ものの。
その映画では彼女の方がいなくなってしまっていた。
しかもいなくなったのが冬(だったと思う)
・・・思いっきり自分とかぶる。


その映画の内容は断片的にしか思い出せない。
なのに、映画の中で彼と彼女が幸せそうに食事をしていたシーンと、いなくなった後に彼氏が泣き崩れていたシーンだけ何故か鮮明に覚えている。
そしてその映画の後、彼とどんなことを話していたかも覚えていない。
思い出すことを頭が拒否しているのかな。
でもいつか思い出せたらいいな。苦しくても。


あの時は幸せだった。
まさか映画と同じような境遇に陥るなんて思っていなかった。


というか、今の自分の境遇も映画の中のフィクションだったら良かったのに。
ある程度時間が経ったら、彼が「ごめん、ごめん」って言いながら出てきてくれたらいいのに。
でも今の境遇が現実なんだよなぁ。
それを認めるのがつらい。本当は認めたくなんかない。

雪明り

雪が降りましたね。
首都圏では交通のマヒが起きて混乱しているとか。
皆さん大丈夫ですか?


彼が一番好きな季節が冬だったなぁと思う。人一倍寒がりなのに。
いや、どちらかというと冬というより雪が好きだったのかもしれない。
20歳になっても雪が降ったら必ず外に出て、雪だるまを作ったって言っていたから。


私が雪の降らない地域にいた時も、彼のいる場所で雪が降ったら写真を撮って送ってくれた。
「こんなにすごいんだよ~、大変だ!」って言いながらもどこか嬉しそうに。


「イルミネーションも綺麗だと思うけど、雪化粧の方が綺麗に見える!」と断言していた彼。
今日なんとなくわかったよ。
仕事の帰りに近所の神社を通ったら、夜なのに雪明りですごく荘厳に見えた。
そしてなんだか久しぶりに穏やかな気持ちになれた。
人工の明かりと違って、すごく優しいんだな、雪明りって。
初めて気づいたよ。


彼にも今年の雪、見せたかったな。
一面が雪化粧になっているところ、見せたかったな。
それともどこかで見ているのかな。

2016年

もう1月も半分を過ぎてしまったけれど・・・


2016年は私にとって希望の年になるはずだった。
大好きな仕事に就いて2年目。結婚の準備をするはずだった年。
公私共にますます頑張ろうと思っていた。


それが一瞬にして絶望の年になってしまった。
でも私は生きていかなければいけない。
何のために?
わからない。
とりあえず、無理やり目標を立てた。
1、とりあえず生きる
2、仕事をこなす
3、彼の供養を自分なりにしっかり行う


多分他の人にしたら、なんだこの目標は?と思うだろう。
当たり前のことじゃんって思うだろう。
でも今の私はこの3つをこなすだけで精一杯だ。
「生きる」「仕事をする」
他の人にとっては当たり前のことでも、私にとっては大変なエネルギーを使うこと。
今年に入って半月しか経っていないのに、もうくじけそうだもの。


「彼の供養をする」という目標も今のところ、中途半端にしか達成できていない。
平日は上の2つの目標をやっとやっとこなし、休日はぼーっとしているか、寝てるかしかしていないからだ。最低だ、自分。


こんなんでこの先大丈夫だろうか。
大丈夫じゃないかもだけれど。
とりあえず、1日1日乗り切っていけたらいいかな。