いつかあなたに逢いたい

2015年12月に6年付き合っていた最愛の彼を喪いました。
正直どう生きていったら良いのかわからないまま・・・今を過ごしています。

複雑な胸の内

あの時のことを思い出すのは今日は休み。

やっぱり辛い記憶を掘り起こすのは労力を使うことだから。


今日、母から手作りのストラップをもらった。

パーツも全て自分で選んで作ったらしい。

正直売っていてもおかしくないレベルだった(身内の贔屓目もあるかもしれないが)

母は昔から手先が器用で、細かいものを作るのが大好きな人だ。

「選んでいる時も、作っている時も楽しかった!」と母。

有り難く、大切に使わせてもらおう。


そういえば彼も器用だったっけ、なんて思い出した。

車椅子になるきっかけの事故の後遺症で、握力はかなり弱かったが、軽く握るだけで使えるペンチで針を掴み、裁縫をするような人だった。

身体は不自由だったけど、日常生活が不便なくおくれるように、持ち前の器用さで何とか補おうと努力していた。

私は、彼のそんなところも大好きだったんだ。


彼は事故にあうまでは、ジャグリングも大好きだったという。

私は見たことがない。

車椅子になってからはもうやってなかったから。

今は身体の不自由さもなく、あちらの世界で好きなだけやっているのかな。

そうだったらいいなという願望と、でも私はそれを見られないんだなって切なさと、両方の気持ちが胸を占拠して、何だか複雑な気分になった夜だった。

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