いつかあなたに逢いたい

2015年12月に6年付き合っていた最愛の彼を喪いました。
正直どう生きていったら良いのかわからないまま・・・今を過ごしています。

花見ドライブデート1日目

行ってきました、ドライブデート。
朝起きたら天気はまずまず。
雨は降ってなかったけれど、湿度はかなり高かった。
彼が苦手そうな気候だ。
そして車を出発させる。


彼も私も有名な花見スポットの桜よりも、山奥に近いところで人知れず咲いているような桜を見るのが好きだった。
2013年に連れて行ってもらった場所もそういう所。
今回はそこに行こうと決めていた。
でも彼いわく、あてもなくドライブしたら偶然たどり着いたらしい。
彼の運転だったから、私もはっきりと道は覚えていない。
うろ覚えの記憶と勘が頼りだった。


その場所を目指す途中、彼とよく行った展望台も通りかかったので行ってみた。
祥月命日近くに行った場所だ。
確かあそこにも桜があったはず。
行ってみて正解だった。
桜は満開、とは言わなかったが七分咲きくらいでとても綺麗だった。
そして展望台からは霧がかかっている街と桜が一望できた。
ベンチに座ってしばらくぼーっと眺めていた。
彼と一緒にみたかったな、なんて思いながら。


そして本命の場所を目指す。
全然わからなかったらどうしよう、なんて不安に思っていたけれど、何となく運転するうちに記憶も甦ってきて、なんとか着く事ができた。
桜並木はあの頃と変わっていなかった。
でも4年前は車で通れた場所が通れなくなっていたり(道が狭いからか)、花見に来ている人も多かったりした。
以前は人はまばらだったのに。
やっぱり4年も経つといろいろ変わるものだね。


彼と来た時は天気が良かったな、とか桜はあの頃の方が満開に近かったな、とか4年前は通れた道を彼が「怖い怖い」なんて言いながら運転してくれたな、とかいろいろな思い出が音声とか感触つきでリアルに甦ってきた。
数年前の思い出でもきっかけがあればこんなに鮮明に思い出せるんだ、と嬉しかった。
これからも彼との思い出の場所はできる限り来るようにしよう、そう誓った。


その後彼のお墓参りに行く。
彼のお墓にはご両親が来られたのか、もう綺麗な花が供えてあった。
ご両親の供える花はセンスがいい。そこに私もおそるおそる自分が持ってきた花をいける
彼と一緒にドライブしている(つもり)なのに、彼に会いに来る、なんて変な感じだな~なんて思いながらお参りした。
すると目をつぶっている時、二度ほど人の気配がした。
一回は斜め後ろに、もう一回は少し離れた所で。
一回は足音も聞こえた。
え!?って思って振り向いたけれど私以外誰もいなかった。
気のせいかもしれないけれど。
そして雨が降るかも、と言っていたが一度も雨は降らず、墓参りの時は夕陽も見ることができた。
〇〇、本当にありがとう。


こうしてどたばたしながらドライブデートは終わった。
明日は更に天気が悪いらしい。
でもまだ行ってない場所があるから行きたいと思う。

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