どうしても考えてしまうこと
今日(日付的には昨日か・・)、私が関わっていた患者さんが亡くなった。
亡くなるとは思っていなかった。
リハビリ頑張って、また自宅で過ごしたいと言っておられたのに。
平均寿命まではまだかなりあったのに。
急変し、あっという間に意識レベルが悪くなった。
ご家族もかなり戸惑っていた。茫然自失という方が正しいだろう。
そりゃそうだ。数日前まで笑って話していたもの。
受け容れるどころか、現状認識さえ無理だろう。
これで何度目だろう。関わってきた患者さんがいなくなるのを見るのは。
彼がいなくなる前も、いなくなった後も、たくさんの方を見送った。
本当にやるせないし、苦しい。
もちろん勤めている場所が場所なので、そういうことがあるのはわかっている。
仕事として割り切らなければいけないことも。
でも最愛の人を喪う痛みを知ってしまった以上、感情移入しやすくなってしまった。
特に今日みたいに突然いなくなってしまった患者のご家族には。
そして思う。何で私じゃなかったんだろうかと。
まだこの世界で生きたいと思っている人が先にあっちに逝ってしまって、この世界に何の希望も見出せない、ただただ生きているだけの人間がまだいなくてはいけないなんて。
代われるものなら代わってあげたい。
こんな目標もなく、将来の終着点すら曖昧な私が生きているくらいだったら、この世界で生きたいと思う方に私の残りの寿命をあげたい。
そうした方がいいんじゃないかと思う。お互い。
でも現実はそうはいかない。本当に不公平だと思う。
こんなことを思うのは不謹慎だ。そんなことわかってる。
でもそう考えずにはいられない。
いや、こんなことを考えているからこそ、まだこっち側にいろってことなのかな。