いつかあなたに逢いたい

2015年12月に6年付き合っていた最愛の彼を喪いました。
正直どう生きていったら良いのかわからないまま・・・今を過ごしています。

昨日のお墓参り

昨日はお墓参りに行く前に・・・
昼間通販で頼んでいた荷物が時間通りに届かなかったりだとか、お墓に向かっている途中で急に車のオイルランプが点滅したりだとか、そのせいで彼の好きなお菓子屋さんに寄れなかったりだとか、やっとお墓に着いたと思ったら土砂降りの雨が降ったりだとか・・・
紆余曲折あったけれど、何とかお墓参りだけはできた。


墓地につくとやはりお盆ということもあって、たくさんの人が来ている。
彼のお墓にももう、花が供えてあった。
彼のご両親か、それとも友人か・・
彼を偲ぶ人が私以外にもいるのが、純粋に嬉しかった。
自分の花とお菓子も供えた。
そしてここで、線香を忘れてきてしまったことに気づいた。
仕方なく蝋燭にだけ火をつける。
あーあ、こんな日はとことんついていない。
自分が悪いのだけれどね。彼も呆れているだろうな。


それからは彼と話す。
いつも通り完全に一方的だけど。
今までのこと。これからのこと。
彼に伝わったらいな、なんて思った。
向こうのことも感じ取れたらいいのに、残念ながら私にそんな能力はない。
お盆ぐらい、少しだけでも垣間見れたらいいのに・・なんて叶いもしないことを思う。


お墓参りが終わったあとは、近くにある想い出の場所に向かう。
そこに車を停めて、少しぼーっとしていた。
彼からのサインは正直、何にも感じられなかった。
でも、この場所で一緒に過ごした記憶はかなり鮮明に甦ってきた。
数年前、無邪気にここで過ごしていたんだよな・・なんて考えながら、記憶を反芻する。
あの時の雰囲気、感触、感じたこと、思ったこと・・
ちゃんとまだ覚えていた。
でもあとどれくらい覚えていられるかな・・多分そのうち他の記憶に紛れて風化していってしまうんだろうな・・なんて考えるとたまらなくなる。


正直今年のお盆は、ゆっくり彼を偲べなかった。
彼が帰ってきているのかどうかさえわからなかった。
でも例え、私のところに来ていなくても、大好きな彼のご両親や友人に会いに少しでも戻ってきていたのなら。
彼が心穏やかになってあちらの世界に帰っているのであれば。
それはそれでいいな、と思う。
ほんの少し、寂しいけれど。

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