いつかあなたに逢いたい

2015年12月に6年付き合っていた最愛の彼を喪いました。
正直どう生きていったら良いのかわからないまま・・・今を過ごしています。

あの言葉の意味と将来

「まだ若いんだから、いい人がいたらちゃんと恋愛しなよ」
「子どもが産めるうちに結婚しな」
そう言われたことがある。
彼がいなくなって間もなくだったからその時は、”はぁ?なに言ってんの!?そんなの無理に決まってるじゃん!この人全然わかってない!!”と心の中で相当怒った。
今もそんな気持ちには全くなれないけれど。
でも今なら、あの人達が何故こう言ったのか少しだけわかる気がする。


私はまだ20代だ。
平均寿命まで生きるとしたら、人生の折り返し地点にすらきていない。
これからも生きるとしたら、たくさんの困難があるだろう。
その中には「死」に関わるようなこともあるだろう。
今後出てきそうなのが親の介護、そして看取り。
それが終わったら今度は自分自身の老いとどう向き合っていくか。
それらがどれだけ辛いことなのか、若輩ものの私には想像しかできないけど。
その他にも多分、様々な壁にぶちあたるんだろうな。
これらの困難を一人で乗り越えていくとなると、多分相当な精神力が必要になってくる。
何かあった時は全部一人で判断して対応しなくてはいけない。
これはかなり大変なことだ。
でも、傍に自分を理解してくれる人がいるだけでその辛さも減る。
彼と一緒にいた時もそうだった。
自分を支えてくれるパートナー・・この存在がどれだけ大きなものか、私は身をもって知っている。
あの人たちは私の身を案じて、これからのことを思って言ってくれたのだろう。


だからと言って、じゃあ実際に恋愛ができるかというとまたこれは別問題。
そんな気すら起こらないというのが現状。
だって私は彼が一番好きだから。多分、これからも。
そういえば「彼を好きなナナドゴブごと受けとめてくれる人がきっといるよ」って言ってくれた人がいたっけ。
そんな稀有な人がいるか、そして私を好きになってくれるかどうかは別として、それもけっこう残酷なことだよなぁと私は思ってしまった。
あくまで私は、だけど。
だってその人は私を好きなわけだけど私は彼が好きで。
好きな人にとって、自分が一番じゃないってかなり酷なことだと思う。
例えるなら彼にとっての一番が私じゃなく別の人、というのと一緒。
考えただけで動悸がして涙が出て吐きそうになった。
そしてそんな残酷なことを私は他の人にする。
きっと私自身、その罪悪感に耐え切れない。


再婚とか新しい恋愛とかを否定するわけじゃない。
実際同志の方とか他の人が次のステップに進んでいるのを見ると、とても嬉しいし応援したくなる。
どうか上手くいってほしい、幸せになってほしいと思う。
でも自分が・・となると途端に後ろ向き。
このままでいい、とすら考えてしまう。
良くないのかもしれないけど、やっぱり自分のことだから。
自分自身の気持ちが納得していないのに、無理やり形だけから入っても多分破綻する。


これから変わっていく周りの環境。そして将来のこと。
まだまだ考えられない部分も多いけど、備えだけは少しずつしておかないと。
独りでもいられるように精神力も鍛える必要があるかな。

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