いつかあなたに逢いたい

2015年12月に6年付き合っていた最愛の彼を喪いました。
正直どう生きていったら良いのかわからないまま・・・今を過ごしています。

ふらふらと

いなくなった時に比べて頻度はかなり減ったけれど、今でもたまにふらっと彼のアパートへ行ってしまう。

彼を探して・・・というよりも「もう彼はいない」と自分へ言い聞かせるための確認作業のような感じ。

でも彼がもしかしたらいるんじゃないか、彼の車がそこに停まっているんじゃないか、と淡い期待を抱いているのも確かだ。

そんな期待はいつも粉々に打ち砕かれるのだけれど。


今日もまた、行ってしまった。

彼の部屋だった所は真っ暗。まだ新しい入居者は入っていないんだろう。

最後にこの部屋を借りたのは彼だということに何故だか安堵する。

「○○・・どうしたら逢える?」なんてぶつぶつ言いながら彼のアパートをあとにする。

完全に不審者だ。危なすぎる。

周りに人がいなかったから見られてはいないはずだ、多分。

新しい人が入ったら、流石に怪しすぎるので辞めるとは思う。


そして帰りは彼も私も好きだったうどん屋で、一人でうどんを食べてから帰る。

よく一緒に寄っていたなぁなんて思いながら。


こんな寄り道をもう何回も繰り返している。

どこを探したって彼はいない。そんなことわかっている。

でもどうしても行ってしまう。

いつになったら、辞められるかな。

いつになったら受けいれられるのかな。

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