いつかあなたに逢いたい

2015年12月に6年付き合っていた最愛の彼を喪いました。
正直どう生きていったら良いのかわからないまま・・・今を過ごしています。

増してくる仕事での怖さ

前回、前々回の記事は死別経験者がよく言われると思う言葉について、一方的に私の感情を綴った。
でもあの言葉で希望を持てる人もいるんだと思う。
これから難しい課題や仕事を乗り越えようとする人とか、見えなくなっても大切な人の存在をきちんと感じられる人とか・・。
これだから言葉は難しい。
同じ言葉でも、相手の立場によっては癒しにも凶器にもなりうる。


私の仕事は、患者や家族コミュニケーションをとることも含まれている。
病院という特殊な場所で。
病気・・怪我・・いろいろな不安を抱えている方とコミュニケーションをとるのだ。
それが今は怖い。


彼がいなくなった直後はとりあえず無心で仕事をこなしていた。
目の前のことで精一杯だった。
でも時間が経ってまわりのことも少しずつ見えてくるにつれ、私は違った意味で不安を感じるようになった。
『私の言った言葉でひどく傷つけていないだろうか。』
『もっと他に良い言い方があったのではないか』
後から振り返ってそんな風に思うことも多い。


今の仕事についてもうすぐ2年。
任される仕事も着々と増えつつある。
そしてますます難しい患者や家族とコミュニケーションをとることも増える。
その度に私は悩むし、これからもそうだろう。
言葉は時に暴力より人を傷つけるということを、彼がいなくなって嫌というほど実感したから。


言葉とかコミュニケーションに正解はない。
だからこそとても難しい。
大丈夫かな。勤まるのかな、この仕事。

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