いつかあなたに逢いたい

2015年12月に6年付き合っていた最愛の彼を喪いました。
正直どう生きていったら良いのかわからないまま・・・今を過ごしています。

旅館で思い出した彼との想い出

今日は先月いっぱいで辞めた職員の送別会を行った。
海沿いの旅館で。
旅館に着くと、来たことはないのに見覚えがある。
何故なんだろう・・としばらくはわからなかった。
でもふっと思い出した。
彼が私に携帯で見せてくれた旅館の一つだった。


あれは多分、2013年の私の誕生日前だったと思う。
今年はプレゼント何が欲しい?と訊いてくれた彼。
とっさに思い浮かばず、うーんと悩んでしまった私。
すると彼は得意そうな顔でこんな提案をしてくれた。
「△△(地名)に旅館がいくつかあってさ、日帰りプランってのもあるんだよね。ナナドゴブ、温泉とか海とか好きだろ?いっしょにどう?」と。
そして携帯で旅館の写真を見せてくれた。
写真をみると確かに海の傍。眺めも良さそう。
海を見ながら温泉に入って美味しいものを食べるなんて最高だろう。
彼は私の好きなものを知った上で、あえて誘ってくれたのだ。
嬉しかった。


でもひとつ気になることが・・
「でも、〇〇。この旅館は普通の旅館だからバリアフリーとかになってないし、お風呂とかも普通の大浴場だから〇〇は入れないよ・・どうするの?」と私は訊いた。
すると彼は「部屋さえ入れば何とかなる!お風呂は入れなくても美味しいもの食べればいいし、ナナドゴブがお風呂に入っている間は部屋で待ってるよ。」と。
いやちょっと待て。
私だけ温泉を楽しむのか。
彼を部屋に待たせて。
プレゼントだからそれでいいのかもしれないが、流石に気が引ける。
どうせなら2人で楽しみたい。
そう思って気持ちはありがたいけど・・と断った。
彼は不服そうだったけど。
いつか2人で入れる、家族風呂のある温泉に行けたらいいねと話していた。
そう話したら、彼も笑顔で頷いてくれた。
結局それが叶うことはなかったけれど。


そんなことを一気に思い出した。
悲しくはならなかったけど、何となく寂しくなった。
もう一緒にここに来ることは絶対にないんだな、と。
彼が提案してくれた旅館。
実際はかなり素敵だった。
雰囲気だけでも2人で味わっておくべきだったか・・なんて少し後悔もした。
でも今度、時間とお金がある時に、彼の写真を持ってこの旅館に来てみようかな、とも考えている。
「ほら、やっぱりナナドゴブ好みの旅館だったろ!?」なんて得意そうに言う彼の姿を想像して、少し笑ってしまった。

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