いつかあなたに逢いたい

2015年12月に6年付き合っていた最愛の彼を喪いました。
正直どう生きていったら良いのかわからないまま・・・今を過ごしています。

彼のためにラーメンを

今日は半日のみ仕事。
終わった後、友人と一緒にラーメンを食べに行った。
友人がずっと行きたいと思ってた店があって!と誘ってくれたのだ。


店につくとものすごい行列!
田舎町なのにこんな行列のできる店があるなんて、正直驚いた。
そしてお店に入り、実際に食べてみるとものすごく美味しい。
スープが醤油ベースで、魚介類の出汁がちゃんときいてて私好みの味。
あっという間に完食してしまった。
彼にも食べさせたいな・・と思った。
彼、ラーメンがすごく好きだったから。


私は彼と出会う前、ラーメンに対してそこまでこだわりはなかった。
というより、インスタントラーメンのイメージしかなかった。
食事の準備が面倒な時にさっとつくるもの・・みたいな感じ。
でも彼と会って、デートの時にいろいろなラーメン店に連れて行ってもらって、ラーメンと言っても店によってものすごく特徴が変わることを知った。
そして何より彼のお気に入りの店や、味の好みを知ることができるのが嬉しかった。
「ここ、いつも来ちゃうんだよね。ここの★★ラーメンがすごく好きでさ~。定期的に食べたくなってしまう。」
「う、うん。美味しいんだけれど、〇〇のお腹が出てきているのはもしかしてこのラーメンのせい?」
「げっ・・・」
「もう!ほどほどにしておきなよ~」
なんて会話をしたのも懐かしい想い出。


彼と一緒に来てみたかったな、この店・・・と思ったけれど、よくよく入り口をみると幅が狭くて、多分車椅子は通れない。
どちらにしろ彼と来るのは無理だったか・・と残念に思いつつ、彼と来れば良かったという後悔の気持ちが生まれようがないことに少し安堵した。


その時・・ふと思った。
私、彼にラーメンを作ったことあったっけ?と。
明日は月命日。
月命日にはほぼ毎回、何かの料理を作っている。
彼はラーメンが好きなのに、彼に供えたことがない。
のびるというラーメンの性質上、長時間供えられないけれど。
私なんかじゃお店のラーメンに到底及ぶことなんてないけれど。
でも久しぶりに彼にラーメンを食べさせてあげたい・・そう思った。
明日、頑張って作ってみようかな。オリジナルのもの。
多分最初は失敗するだろうな。
それでも何回か繰り返し練習して、いつか彼に美味しいラーメンを供えてあげたい。


お店の味を再現しろ!って言われたら、それは無理なんだけどね。
私の味覚を通して彼が味わうことができたらいいんだけれど。
そんなことって可能なのかなぁ。

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