いつかあなたに逢いたい

2015年12月に6年付き合っていた最愛の彼を喪いました。
正直どう生きていったら良いのかわからないまま・・・今を過ごしています。

彼への手紙

つきあってしばらく経った頃の遠距離恋愛時代。

普段は電話やメールをしていたが、新鮮味を出すために数回手紙のやり取りをした。


彼宛に書いた手紙の中で、私はこんなことを書いていた。

「目指す仕事に就いて、この仕事をやってて良かったって思えるようになりたい。」

この手紙を出した当時、私はまだ学生。

就きたい職業目指して勉強している最中だった。

途中で壁にぶち当たって、その不安を手紙の中で彼に書いた。

そして最後にこの言葉を書いたのだ。


あれから数年。

当時目指していた仕事には就くことができた。

本当に嬉しかったし、毎日大変だけどやりがいを感じていた。

彼がいなくなるまでは。


もちろん目標を達成できた時は嬉しいと思うこともあるし、患者さんが笑顔で退院していくのを見てほっとする時もある。

でもそれ以上に『病院』という職場がキツい。

あの時のことがフラッシュバックしやすいし、何のために仕事をしているんだろうって気になる。

そして亡くなって退院していく患者さんの家族をみると、どうしても自分と重ね合わせて泣きそうになる。

必要以上に患者さんや家族に感情移入していくのは、プロ失格なんだけどね。


いつか彼に「この仕事をやってて良かった」って報告できる日はくるんだろうか。

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