久しぶりに堕ちる
ふー、昨日から堕ちっぱなしだ。
朝起きた時、久しぶりに絶望感に叩きのめされた。
彼がいない。何で。どうして、いない。
そんな思いが頭を支配する。
まるで彼がいなくなった直後みたいだ。
また逆戻りか・・・と正直うんざりする。
でも胸のジクジクは取れないし、油断すると泣きそうになる。
今日は仕事モードに切り替わるまで、けっこうな時間を要した。
仕事中の休憩時間やちょっとした空き時間にふっと思い浮かぶのは彼の最期の顔。
棺の中に入った彼。死に化粧をして顔の周りには花があって。
寝ているような表情だった。でももう二度と目を開けない彼。
確かに最期の事は忘れたくない。でも何で今浮かぶんだーなんて思いながらも、なかなか打ち消すことができなくて。
その時の私はどんな顔をしていただろう。自分では無表情のつもりだけど。
仕事が終わってアパートに帰る。
ジョギングは小雨を理由にサボる。行こうと思えば行けるのにね。
そして前のスマホを起動させて、彼からのメールを読み返す。
今から2年ほど前のもの。
そこには泣きそうになるくらい平穏なやりとりが残っている。
読み返すたびに思い出される気持ち。
それを噛み締めながら一人で笑ってつぶやいて、最後にはやっぱり少し泣いてしまった。
そして今の時間。
朝よりは少し落ち着いている。
でも気分が堕ちた+週明けだから身体もすごく疲れている。
もう何にも考えたくないや。
頭がぼーっとしているうちに、さっさと寝てしまおう。
明日もまた、忙しくなりそうだから。