いつかあなたに逢いたい

2015年12月に6年付き合っていた最愛の彼を喪いました。
正直どう生きていったら良いのかわからないまま・・・今を過ごしています。

私の願望が見せた夢(2)

場所は私が勤めている病院。

そこで彼は寝ている。

意識はない。

私はDrに縋り付き、「なんとか助けてください。お願いします!!」と叫んでいる。

Nsに宥められながら病室を出る。

しばらくして・・・「命の危機は乗り越えました」とDrに言われる。

「本当ですか!?ありがとうございます!!」と私は嬉し泣き。

まだ意識はない彼の所へ行って手を握り、「良かったね!助かるよ!」と声をかける。

病院を出る。

夜だった。街灯がやけに眩しかった。


・・・とここで目が覚めた。

前回と違い、現実と夢を一瞬ごっちゃにしてしまって、「あぁ、彼の所に行かなくちゃ」と考えてしまった。

すぐに現実に引き戻されたけど。

夢に出てきたDrもNsも実際、私の勤め先の病院で働いている。


いっそ夢が現実になって、今の苦しい現状が全て夢だったらいいのに。

目が覚めたら、彼がいる世界だったらいいのに。


見ていてくれるのかな?

今日(日付的には昨日)、不思議なことがあった。


午前中で仕事が終わり、アパートに帰った。

1週間が終わったーとようやく一息ついた時、またあの感情の”波”が押し寄せてきた。

彼に会いたくて会いたくてたまらない。

そんな気持ちがこれまでにないほど込み上げてきて、泣き叫んでしまっていた。

「○○、会いたいよー」と。


その時、携帯に彼のお父さんから着信があった。

何かあったんだろうかと驚き、電話に出る。

「あ、ナナドゴブさんですか?今、実は息子の事を考えていたら『彼女に電話してやってくれ』という息子の声が聞こえた気がして・・・」

「最近、どうですか?体調とか崩されていないですか?」

そう言われた。

そしてお互いの近況をお話しした。


タイミングの良さにものすごく驚いた。

偶然かもしれないけれど、嬉しかった。

どこかで私の事を見ていてくれたんだろうか。

泣いてばかりの私を心配して、彼のお父さんに伝えてくれたんだろうか。


寂しい、悲しい、会いたいという気持ちは変わらない。

でも彼はどこかで私を見ていてくれるんじゃないか、とほんの少し思えた日だった。




本当にいない?

本当に彼はいないんだろうか?

時々、本気でそう思ってしまうことがある。


彼が病院に運び込まれて対面した日のこと。

主治医の先生から病状説明を受けた時間。

彼の心臓が鼓動を止めた瞬間。

彼の最期の顔。そして心臓が動いていない身体の独特の冷たさ。

彼のお通夜。葬式。そしてお骨を拾ったこと。

全部私の記憶にある。

私の人生の中であれより異常な数日間はなかった。


でもそれ以上に鮮明に蘇るのが彼との6年間の想い出。

彼の笑顔、ちょっと困った顔、照れた顔。

「ナナドゴブ」って呼ぶ優しい声。「愛してる」って言ってくれた声。

手の感触。抱きしめられた時のぬくもり。

彼のちょっとしたクセ、仕草。

もちろん今でも覚えてる。

あの異常な数日間より、こちらの方が簡単に思い出せる。


だからこそ、錯覚してしまう。

あの異常な数日間は夢で、本当は彼は普通に生きてるんじゃないか?

6年間でいろいろな姿を見せてくれた彼が、あの数日間で全部消えるわけがない。

もう2度と会えないなんてことはない。

いつかあの笑顔も見れるし、声も聞けるんじゃないか。


そんなことを思ってアパートに帰ると彼の遺品がある。

それを見ると、「あぁ、やっぱりいないんだ。」と一気に現実に引き戻される。

私のアパートに置いてある遺品は、本来彼のアパートにあったものだから。

多分その遺品がなかったら、私はフラッと彼のアパートだった所へ行ってしまうだろう。


彼がいないことをきちんと認識して、受け容れることができる日は来るんだろうか・・・心配だ。