いつかあなたに逢いたい

2015年12月に6年付き合っていた最愛の彼を喪いました。
正直どう生きていったら良いのかわからないまま・・・今を過ごしています。

彼がいなくなった後、他の方の死別のブログを見て回った。

もがき苦しんでいるのは自分だけではない、ということがわかり、安心した。

本当に感謝しています。


ブログを見て回ると同時に、死別や別れをテーマにした歌も聴きまくった。

その中で印象に残った歌がある。

小寺健太さんの「雨」という歌だ。

この歌の歌詞の中で、自分の気持ちをそのまま表している部分が多くあり、最初に聴いた時は号泣した。今でも1日1回は聴いている。


「もう二度と...もう二度と...君に逢えない 分かってる だけど願ってしまう」

この歌詞は今でも聴くたびに泣きそうになってしまう。

頭では彼には会えないってわかってるけど、感情が追いついていない。

そんな私の状態を表しているような気がする。


「この弱さ 広げてく それに打ち勝つ術を 僕はまだ持ち合わせていなくて...君ならきっとあの笑顔で答えを出してくれるような気がするから」

自分の弱い部分、弱い気持ちも彼の笑顔を見たら吹き飛んでいってしまうと思う。

彼に会いたい・・・そんな私の気持ちとものすごくリンクする。


ただ「もう一度...もう一度...君に逢えたら 僕はもうそれ以上望まないよ」と言う歌詞もある。

私は彼にもう一度逢えたら、多分それ以上も望んでしまうと思う。

抱きしめてほしい、ずっと一緒にいてほしい、頑張ったねって言ってほしい、そして結婚してほしい・・・

そんなことも望んでしまうと思う。

欲張りだなぁ、私は。

リアルな夢

今日の明け方、目が覚めた。

携帯で時刻を見ると4時32分。

なんで彼の命が消えた時間に目が覚めるんだか・・・

悲しくなって二度寝すると彼が夢に出てきた。


どこか商店街(?)のような所の椅子に座っている私。

「彼はいない」ということを夢の中でもわかっていた。

でもそこに当たり前のように彼が現れた。

「ナナドゴブー。待った?」って。

私は驚いて「何でいるの!?身体は大丈夫なの!?」と思わず言ってしまう。

「大丈夫だよー」と普通に答える彼。

そして「お腹すいたからご飯行こう」と彼の提案。

もちろん一緒に行った。

商店街の定食屋さんのような所に入る。そこは入り口に少し段差があったので、私は彼の車椅子を押して、入店するのを手伝う。

そして他愛無いこと(内容はあんまり覚えていない・・)を話しながら、一緒に定食を食べる。

食べ終わって「ねぇ、今日は泊まりに行っていい?○○は仕事で疲れてるでしょ?家事とかするよ。」と彼に訊ねる私。

すると彼は顔を伏せて、「いや、大丈夫だよ。悪いし。」と答えた。

でも私は「いや行くよ!!もう○○に無理はしてほしくない」と食い下がった。

すると彼は「わかった」と答えて、「でもちょっと待ってて」と言ってどこかへ行ってしまった。彼の後姿を見る私。


ここで目が覚めた。けっこうリアルな夢だった。

一瞬、彼がいるのかと錯覚してしまうほどだった。

夢の中で入店する時に彼の車椅子を押した感覚。その際に彼の頭や肩が私の身体に触れた感触。起きてからもはっきり残っていた。

彼と夢の中で逢えていたのかな。そしてもし最後に彼を追いかけていたら、彼のいる場所へ逝けたんだろうか。ちょっと後悔。


彼は私の夢の中にけっこう頻繁に出てきてくれる。

けっこう嬉しかったりする。

ただ、夢の中に出てくる彼は車椅子のままだ。

あちらの世界では怪我も治っていて、自分の脚で歩いたり走ったりできるようになっていたら良いのに。

私と知り合ったのは車椅子になってからだから、やっぱり夢に出てくる彼は私が頭の中で創り出している彼に過ぎないのかな。

そう考えるとちょっと悲しい・・・

週明けからハード

昨日はバレンタインだったので、調子にのって3つも記事を書いてしまった。

しかもその2つがノロケという・・・


ちなみに以前の記事で書いたことはなんとかやれている。

掃除も全部はできていないけど少しずつやっているし、料理もしている。

今日も弁当を持っていけた。

当り散らしてしまった親にも謝ることができた。

1歩・・・までいかないか、半歩前進って感じかな。

多分すぐまた3歩ぐらい後ろに下がるんだろうけど。


今日は研修があり、午後から別の病院へ行った。

場所は彼が最期を迎えた病院。

ナンデ、ヨリニヨッテ、ココナンダヨ・・・


研修は病棟とは少し離れた場所でやったから、なんとかこなせた。

でも病院に着いた時や帰る時、病院の外観を見て胸がギューッと締め付けられた。

”彼はここに運ばれたんだ。そして生きて出られなかった・・”

そんなことを考えてしまい、涙が自然と出てしまった。

更に最悪なことに、行きも帰りも彼と全く同じ車種、同じ色の車とすれ違った。

思わず運転手の顔を見てしまった。彼なわけないのにね・・・。


職場へ帰ってから少し仕事をしたが、正直覚えていない。

車に乗り込んでから、またわんわん泣いてしまった。


自分では落ち着いているつもりでも、ギリギリの所で均衡を保ってるんだな、きっと。