2015年11月28日。
今日からちょうど3ヶ月前。
私はこの日を一生忘れることができないだろう。
この日を境に私の生活は一変していくことになるのだから。
この日は土曜日で彼は仕事。私は休み。
私は夜に友人と会う約束があったので、それまで部屋でごろごろしていた。
午後3時過ぎ。知らない番号から私の携帯に着信が入った。
いつもなら知らない番号からの電話は取らないのに、その日は何故かすんなり取った。
彼のお父さんからだった。
「あ、ナナドゴブさんですか?○○の父です。実は○○が緊急入院しまして・・・」
その言葉を聞いた時、驚きはしたがそこまで深刻とは考えていなかった。
私は馬鹿だ。深刻でなければ、彼から連絡が来るはずなのに。
次の言葉を聞いた瞬間、私は凍りついた。
「くも膜下出血と脳出血で××病院のICUにいます。」
・・・はい?何で・・・そんなことに。
くも膜下出血、脳出血、ICU・・・私も病院勤めなのでそれがどれほど危険な状態なのかは嫌なほどわかった。
「大丈夫なんですか!?」思わず大声で訊いてしまった。
彼のお父さんも動揺しており、「今は何とも・・・また連絡します。」と言って電話は切られた。
それからのことは断片的にしか覚えていない。
とりあえず泣きながら両親と、今日会う予定の友人に電話をかけた。
父の「落ち着け!深呼吸して、とりあえず病院に行ってみろ」という言葉で何とか少し平静状態に戻れた。
そうだ、病院に行かなきゃ。
慌てて準備をして××病院に向かった。
私のアパートからはそんなに遠くない。
でも車を走らせている間は凄く長く感じた。
早く着け!なんて思いながら運転していた。