いつかあなたに逢いたい

2015年12月に6年付き合っていた最愛の彼を喪いました。
正直どう生きていったら良いのかわからないまま・・・今を過ごしています。

どうして?

最近、ふとした拍子に考えること。
何で私は今一人なんだ?
何で彼に会えないんだっけ?
朝目が覚めた時とか、仕事が終わった後とか、休日一人でぼーっとしている時とか。
そしてその直後に思い出す。
彼がもうこの世にはいないんだってこと。
(おそらく)転倒して、頭を強く打って、外傷性くも膜下出血と脳出血を起こして更に合併症が重なって・・最後は脳ヘルニアになった。そして命を落とした。
うん、理性ではわかっている。どうしてこうなったのか。
でも感情の部分で全く納得がいっていない。


彼とデートしている時、ふとした拍子に彼が車椅子から転落してしまったことが確かに何度かあった。
家にいる時もなれないうちはひっくり返っていたらしい。
でもそれを何度か繰り返すうちに、車椅子から落ちないように、ひっくり返らないようにするコツを覚えた。彼自身、慎重な性格なのでかなり気をつけていた。
なので、ここ2~3年は彼がひっくり返ったり転落したりするところを私はみたことがなかった。
なのに脳出血を起こすほど頭を強く打ったって・・一体どんなひっくり返り方をしたんだ。どうしてそれが起こったのか。あんなに彼が気をつけていたのに。
そして頭を打ってもなんともない人だっているのに、よりによって彼は重度の出血を起こしてしまった。


病状説明の際、彼の脳のCTを見せながら主治医は「バイク事故にでもあったかのようだ」とおっしゃていた。それほど損傷が激しかったということだ。
どんな風に彼が転んだのか、誰も見ていない。なので尚更納得いかないのかもしれない。


あの日、転んでさえいなければ彼は私の隣で今も笑っていたかもしれない。
どこかで何かが違えば彼は生きていたかもしれない。
そう思うと本当に悔しい。何とかなったんじゃないかって思ってしまう。


もう、今さら考えたって仕方がないことだし、私が一人なのには変わりないのに。
それでもやっぱり納得できない。

墓参りの夢

日曜日、夕方にうつらうつらしている時に夢を見た。
お墓参りの夢。


彼のお墓の前で花を供え、語りかける。
途中で泣いてしまい、墓石に抱きつく。
彼のお墓、その周りの風景、そっくりそのまま夢に出てきた。
いつも以上に夢にはっきり色がついていた。
墓石を抱きしめた感触も残っていた。
本当にリアルな夢だった。
だから目が醒めた時「お墓にいなかったっけ?」と一瞬錯覚してしまったほどだ。


調べてみると夢にお墓が出てくるのはあまり良くないらしい。
不摂生な生活への警告の意味もあるんだとか。
・・・・思い当たる節が多すぎる。
泣くことに関しては吉凶両方混ざっているんだとか。
あるサイトで夢の中で大粒の涙を流している場合は、現実では逆に穏やかな気持ちになれる出来事があるんだそう。・・ホントか?
もしかして彼が迎えに来る?会える?
それしか穏やかになる方法はわからないのだけれど。


最近、めっきり彼が夢に出てこなくなった。
行くべき所へ行ったのか。
私の方に構っている暇なんかないのか。
でも彼が穏やかに過ごせていますように。

昨日の出来事~ラーメン屋~

花火大会が終わった後、夕食を摂りに友人とラーメン屋へ。
時間が遅く、営業している場所も限られていたため、友人も私も初めてのラーメン屋へ行った。
そしてそれが大当たり。
リーズナブルだけど、スープがものすごく美味しく友人と夢中になって食べてしまった。
また来たいね~なんて話していた。


彼はラーメンが大好きだった。
夜一人で食べに行ったり、彼のお母さんに内緒でお父さんと2人で食べに行ったこともあるそう(結局ばれて、めちゃくちゃ怒られたらしいが)
転落事故で怪我をして入院中の時期に初めて外出した時も、ラーメンを食べたと言ってたっけな。病院食ばかり食べていたからあの時の味は忘れられないって、嬉しそうに笑っていた。


デートの時に美味しいお店を知っていてよく連れて行ってもらっていた。
それまでラーメン=家で食べるものだと思っていた私にとっては衝撃だった。
でも彼の紹介してくれるお店はおいしい所ばかりで、それからもちょくちょく通っていたっけ。


昨日食べたラーメン店、彼は行ったことがあったのかな。
あの美味しいラーメンを食べたことがあるのかな。
もう、確かめることができない。


彼がいたら、真っ先に案内していただろう。
「こんなところあったんだけど知ってる?」って。それはもうドヤ顔で。
だっていつも連れていってもらってばっかりだったから。
彼好みの豚骨ベースのラーメンもあったから、彼も「美味しい♪」って言ってくれたと思う。多分。


見たかったな。彼の嬉しそうな顔。
聞きたかったな。彼の嬉しそうな声。
どうしてこんな、些細な願いすら叶わないんだろう。