もう誰にも言えない
『いつまでも執着していたら成仏できないよ』
こんな言葉を一体何回かけられただろう。
でも私はこの言葉に違和感しか感じなかった。
私は彼を好きでいることすらできないの?と。
彼がいた頃。
彼を好きでいても誰にも非難なんかされなかった。
でも今は。
否定されるものになってしまった。
愛じゃなくて「執着」と呼ばれるようになった。
どうして?
昔も今も私の気持ちは変わらないのに。
周りから言われる言葉は正反対だ。
皆好きな人がいなくなったら、そんなに簡単に気持ちを捨てられるものなの?
「私は今でも彼が好き。」
その気持ちを、執着だと否定されるのが嫌で、今はもう誰にも言えなくなってしまった。
このブログと自分の心の中にだけ、ひっそりと留めておこうと思う。