いつかあなたに逢いたい

2015年12月に6年付き合っていた最愛の彼を喪いました。
正直どう生きていったら良いのかわからないまま・・・今を過ごしています。

納棺の前に

唐突に始まる続き。あの時のこと。
あの時のことを書くのは3ヶ月ぶりくらい。
久しぶりに書けそうだったので、書ける時に書いておかないと。



2015年12月5日。彼のお通夜の日。
前日はよく眠れた。
多分いろいろな疲れが重なっていたんだろう。
でも起きた瞬間の絶望感はすごかった。
まず”あれ?何で私は実家にいるんだっけ?”と思った。
そして彼の葬儀のために帰ってきているんだ、と理解した瞬間、凄まじい悲しみが私を貫いた。文字通り胸を引き裂かれるような。
布団をかぶり、声を殺して泣いた。しばらくそうしていた。
悲しみは悲しみでも、今まで感じるものとは完全に質が違っていた。段違いだった。
その感情に対してどうすればいいのか全くわからず、ただ泣くことしかできなかった。


でもいつまでもそうしているわけにもいかず、布団を出て支度をする。
今日は彼の納棺の前にやっておくべきことがあったのだ。
喪服を買いに行くことだ。
恥ずかしながら、私は社会人になって数年経っているのに自分の喪服を持っていなかった。
一度必要になった時は母の喪服を借りた。
いずれ買わなきゃ、買わなきゃと思いつつ先延ばしにしてきたのだ。
急に必要になるなんて。
しかも最も着たくなかった人に対して。
”何で・・どうして・・私を見送ってくれるんじゃなかったの。何で私が見送る側になってるの。しかもこんなに早く”
そんなことを悶々と考えていた。


母につきあってもらい、喪服を選ぶ。
選びながらも私は正直うわの空だった。
だってわけがわからなかったから。
彼のために着る服を選ぶ。
それはウェディングドレスだと思っていた。
そしてその時は彼が隣にいるのだと信じて疑っていなかった。
2人でわいわいとあれがいいよね、とかこれがいいかな、なんて楽しく選びたかった。
実際はコレだ。
意味がわからなかった。
でも彼を見送るための服。
恥ずかしくないような格好でなければいけない、とは思っていた。


何とか喪服を買い、その脚で彼がいる斎場へ向かう。
納棺までまだ時間があったが、それまでにもう一度だけ会いたかったのだ。
斎場に着くと彼は変わらず寝かされていた。
昨日と・・何も変わらないまま。
やっぱり現実なんだって、改めて思い知らされた。
喪服を選んでいる時は目の前に薄いカーテンがかかっているような、現実じゃないような、そんな感覚もあったけれど、彼が横たわっているのを見て、またリアルな感覚が戻ってきた。
また泣きそうになったけれど、彼のご家族に断りを入れて傍に行き、線香をあげる。
いつまでも傍にいたかったけれど、私も準備があったし彼のご家族もバタバタとお忙しそうだったので、軽く彼の顔や髪に触れてから帰った。
「また来るからね」と一声掛けて。

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