ちょっとしたやりとりを思い出す
今日スーパーで買い物をしたが、マイバッグを忘れた。
久しぶりに5円払ってスーパー袋を買う。
レジを通り、商品を袋につめようとする。
ふ、袋が開けられないorz
手が乾燥して開けられなかったのだ。
けっこうショックだった。
そういえば彼もビニール袋を開ける際、よく助けをを求めていた。
「ナ、ナナドゴブ、開けて!俺じゃ無理だ・・」なんて少し凹みながら私に。
彼は車椅子を漕いでるから、その摩擦で手が荒れやすかったのだ。
私が容易く開けると悔しそうな顔をしていたっけ。
「ナナドゴブだって、いつか絶対指を舐めなきゃビニール袋を開けられない日が来るから!その時は笑ってやるから!!」なんて言ってたな。
私がハイハイとスルーすると、更に悔しそうにしていた。
・・・そんなやりとりを思い出して、なんだか逆にこっちが悔しくなって、今日は意地でも手で開けた。
私が思っていたよりもずっと早く、一回で開けられない時が来てしまったようだ。
彼がいたらここぞとばかりに笑っていただろうな、きっと。
そんな傍からみたら馬鹿みたいなやりとりも、彼とだったら楽しかっただろうな。
私を笑う声でもいい。
彼の声がききたいと思ってしまった。