祖母の命日
昨年も書いたけれど。
今日は祖母の祥月命日。
何で私の大切な人の命日は12月に集中するんだろう。
おかげで12月はまた何か起こるんじゃないかとハラハラしてしまう。
11年前のこの日、祖母はこの世を去った。
最期にはかろうじて間に合って、「ばあちゃん、ばあちゃん」って呼び掛けた直後に息をひきとった。
あの声は聞こえていただろうか。
祖母は何を思っただろうか。
今でも考えることがある。
今頃、何処で何をしてるんだろう。
祖父の傍に今でもいるんだろうか。
でももう来年は十三回忌。
どこか本当に遠い所にいってしまっているのかもしれない。
年齢的に言えば、私より祖父の方が先に逝くだろう。
今のところ、病気も怪我もしていない祖父だけれど。
でも人生何が起こるかわからないのは、祖母と彼が突然逝ってしまった経験から嫌というほど承知している。
いずれ祖父があちらへ逝くことになった時、私達は悲しいけれど、もし祖母が迎えに来てくれるのなら、祖父にとっては嬉しいのかもしれない。
いや、きっと祖母は迎えに来るに違いない。
祖父母は私から見ても、とても仲の良い夫婦だったから。
そしてあちらの世界でも、夫婦として幸せに暮らすんだろうな。羨ましい。
・・・なんてことを考えてしまった。
祖父は生きているのに何て不謹慎な。
あと、祖母の命日はたいてい晴れる。
今日だって予報ではあまり天気が良くないと言っていたにも関わらず、晴れた。
そういえば11年前、祖母が亡くなった時も晴れていた気がする。
太陽のように笑っていた祖母だ。
やっぱりこちらに来ているんだろうか。
私達の心が少しでも沈まないように、気を遣ってくれているのかもしれない。
・・まとまりがなくなってしまったけれど、今日はずっとそんなことを考えていた。