いつかあなたに逢いたい

2015年12月に6年付き合っていた最愛の彼を喪いました。
正直どう生きていったら良いのかわからないまま・・・今を過ごしています。

自分の想いを相手に

あの時のこと。続き。
でも今回の記事は雑感部分が大半かもしれない。



Sさんと話した後彼のご家族へ挨拶し、実家へ帰った。
でもその後は記憶が曖昧だ。
家族と何を話したか、どんな顔をして会ったかほとんど覚えていない。
夕食は鍋だった気がするけど、ほとんど食べられなかったことだけ覚えている。
実家に帰った後は、再び感情が麻痺していた。


家族間では彼のことは・・不思議なほど話題に出なかった。
多分両親は意図的に彼の話題を避けていたと思うし、何て声をかけたらいいのかわからなかったんだろう。
私が逆の立場でもそうしたと思う。
何も言わないながらも、両親が私に気を遣っていたのが痛いほど伝わってきた。
それはとても有難いことだったが、同時に逆のことを思っている自分もいた。
”彼のことを話したい!!”と何故か強く思っていた。
彼がどんなに素敵な人だったか、両親に自慢したいなんて思っていた。
そしてこんなことを思っている自分に、かなり戸惑いを感じていた。


私は彼がこの世にいる頃は、家族や友人に対してそんなにノロケは言っていなかった。
家族にも”つきあっている彼がいる。結婚も考えている”程度には伝えていたが、どんな人でどんな所が好きで・・なんて詳しくは話していなかった。
心の中では大好きで大好きでたまらなかったのに。
どうしようもなく愛していたのに。
私はそれを表に出していなかった。
恥ずかしいから、というのもあったが、一番はその必要性を感じていなかったから。
彼にだけ、伝えればいいと思っていた。
実際、私は彼に対しては”好き”とか”ありがとう”とか、結構言葉に出してはいた。
それで充分だと思っていた。


でも、それだけじゃ不十分な部分もあるんじゃないか。
彼を喪ってからそう思うようになった。
例えばもし彼ではなく、私が先にいなくなっていたとしたら。
もう、私は言葉で彼に愛してると言えない。
私の家族とか、友人とかに私の生前の言葉を代弁してもらうしかない。
私は今まで自分の中の気持ちを、彼への想いを、他の人へは伝えていなかった。
家族や友人も、私の本当の想いなんて知らないから伝えようがない。
そうなってしまったら、彼は”自分のこと、好きではなかったのか”なんて思ってしまったかもしれない。傷つけていたかもしれない。
そんなことない、大好きだ・・といくら思っても、私はもうそれを伝える術がない。
想像しただけで、胸が張り裂けそうだ。
対して彼は、彼のご家族や友人に私のことをかなりノロケていた。
聞いた時は相当恥ずかしかったが、その言葉に救われている部分もある。
”こんなにも愛してもらっていたんだ”って嬉しくなる。
その想いを胸に、頑張っている部分もある。


自分がいなくなった後も、自分の想いを相手に伝えられるようにしておくこと。
こんなことができる人になりたいと、彼を喪ってから強く思った。
かなり難しいかもしれないけど。


私は今、(話せる人に対しては)彼のノロケを言っている。
”世界一素敵な人だ”って。
もう、遅すぎるのかもしれないが。
それでもこの想いがいつか巡り巡って彼に伝わるといいな、なんて思っている。

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