いつかあなたに逢いたい

2015年12月に6年付き合っていた最愛の彼を喪いました。
正直どう生きていったら良いのかわからないまま・・・今を過ごしています。

彼の最期を意識した瞬間



この日。
彼の病状は素人目から見ても急激に悪化していた。
合併症が本当に強く出てしまっていた。
数日前からは考えられないほど変わっていた。
あの時の彼の虚ろな目。
目は半分開いたのに、その目には喜怒哀楽どころか何の感情も映っていない。
本当にただ”目が開いている”だけの状態。
あの目は今でも忘れられない。


正直合併症が出るとは思っていたが、こんなに急激に進むとは思っていなかった。
なので正直かなり戸惑った。
脳浮腫、脳血管攣縮・・合併症を防ぐために薬剤を投与していたが、彼には効果がほとんどなかったそうだ。
これは後から聞いた話。
合併症がなかったり、薬が効いて最小限に抑えられたりする人もいるのに・・
どうして、何で彼は!!と今でも思う。


”何で、何で?””どうして彼が?”
あの日はそればかり考えていた。
そして”本当に彼がいなくなってしまうかもしれない”という感覚が全身を貫いた。
病院帰り、彼のアパートに立ち寄った。
一週間前、彼と私は確かにここで笑っていたはずなのに。
何で今、私は彼を喪う恐怖に怯えているんだろう。
本当に意味がわからなかった。
悪い夢なら醒めてほしかった。
当たり前だと思っていた、彼といるあの穏やかな時間。
切実に返してほしいと思った。
もう一度、彼とこの場で笑い合いたいって泣きそうになりながら祈っていた。


彼がいなくなるという現実を自覚している自分と、それを絶対に認めたくない自分。
両方が自分の中で葛藤していた日だった。
どうしたらいいのかわからなくなって、思考を放棄し現実逃避をした。
正直、この日の夜は何を考えて、どうやって過ごしたか覚えていない。

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