いつかあなたに逢いたい

2015年12月に6年付き合っていた最愛の彼を喪いました。
正直どう生きていったら良いのかわからないまま・・・今を過ごしています。

ずっと待ってる

まだまだ続く桜ネタ。


2年前。2015年春。
その年は桜が咲く時期は寒すぎて、あんまりお花見できなかったことを覚えている。


「ナナドゴブ~俺のアパートの窓から桜が見れたんだぜ。いいだろ!」
電話で話をしている時、彼が興奮したように言った。
彼がアパートに住み始めたのは2014年5月からなので、近くの桜が咲くのを見たのは初めてだったのだ。
しかもよくよく訊いてみると、ベッドの傍の窓からばっちり見ることができたと。
彼は寝ながら花見ができていたことになる。
しかも天気や気温などは一切気にせずに。
「えっ何それ!いいないいな。私のアパートの近くには全然桜がないからね!ってかもっと早く言ってよ。〇〇の部屋で花見すれば良かった~」
「街灯の近くだったから、夜桜も見れたしな。いいだろ~」
「うわーむかつく・笑」
なんてじゃれあった後、彼が
「来年は俺の部屋で花見すればいいじゃん。部屋だからお酒も飲めるしね。宴会しよーぜ、2人宴会・笑」
って言ってくれた。


「また来年ね」
何気なく交わした約束。果たせないなんて考えもしなかった。


2016年。
あなたはいなかったけどね。
私は呆然としながらその年の桜を見てたんだけどね。
うーん、この頃の記憶はところどころぶっ飛んでいるけれど、ホント腹が立つわ、泣けてくるわだった。
どうしていないの、何で彼だったのって。
彼だって、まさか部屋からみた桜が最後になるなんて考えもしなかっただろう。


2017年。
やっぱり私は一人ぼっち。
でも昨年よりは落ち着いて桜を見られているかな。
周りのお花見に来ている人をみると、ギャップを感じて心がざわつくけれど。
昨年はつらすぎて見ることができなかった彼のアパートの近くの桜。
今年は見てこようと思っている。
彼が自慢していた桜をこの目で見たい。


彼の部屋でのんびりしながらお花見をする。
私はお酒を飲みながら。彼はすぐ酔うので炭酸水とかかな。
そしてダラダラしゃべりながらふざけあって桜をみたい。
そんな日が来るわけないとわかっていても、ずっと待っている自分がいる。

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