いつかあなたに逢いたい

2015年12月に6年付き合っていた最愛の彼を喪いました。
正直どう生きていったら良いのかわからないまま・・・今を過ごしています。

あの日の約束

去年の10月29日。

ちょうど今ぐらいの時間、一緒に夕食を食べてたね。

お互いの近況を話しながら、美味しい和食を食べてたね。


その日の昼間、私が担当していた患者さんの容態が急変し、亡くなった。

前日まで話をしていたのに、本当に本当に突然だった。

退院も間近だった。家に帰るのを楽しみにしておられた。

ものすごく落ち込んで、そのことを彼に話したのだ。

「そっか、大変だったね。」と彼は言ってくれた。


その後自分たちの時延命治療はどうするか、どんな風に最期を迎えるのか、なんて真面目な話をした。

そして、その時に彼はこう言ってくれたのだ。

「俺はナナドゴブより長生きして、最期を看取るよ。ベッドの側で手を握って」

「それがナナドゴブの望みなんだろ?」と。

その時も私の手を握り、目をはっきりと見て。

そう。『最愛の人に看取られたい』というのは私の願いだった。

病院で働くうちにその願いはますます強くなった。

彼はそれを叶えてくれると言った。

本当に本当に嬉しかった。

その願いを叶えてくれることと、それまでずっと一緒にいてくれると言ってくれたことが。


この事は以前の記事にも書いたと思う。


ねぇ、あの時の約束はどうしてくれるの?

いつも私とした約束はちゃんと守ってくれてたじゃない。

何で一番大切な約束だけ破ったの?

嘘つき。


・・・・・・・・。

彼だって不本意だったよね。

彼にはどうしようもないのにね。

こんなことを思ってしまう自分が嫌だ。

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