いつかあなたに逢いたい

2015年12月に6年付き合っていた最愛の彼を喪いました。
正直どう生きていったら良いのかわからないまま・・・今を過ごしています。

1年前と同じように

去年の10月最後の週の木曜日。日付にして10月29日。
彼といつも行くショッピングセンターで、仕事が終わった後デートした。
結果的にこれが外でした最後のデートになった。
11月は忙しくて疲れていて、彼のアパートで会っていたから。


そして今日。日付は違うけれど10月最後の週の木曜日。
皮肉にも用事があって、そのショッピングセンターへ行くことになった。
複雑だった。
あれからもう、1年も経っているだなんて。
私には、昨日のことのように思えるのに。


1年前と全く同じ服装をしてショッピングセンターに向かう。
だからどうした、と言われても答えようがないが。
1年前の服装は、彼が褒めてくれたからよく覚えている。
「ナナドゴブ!大人っぽいね。似合ってるよ。お洒落だし。」
そう言ってくれたことを思い出す。


ショッピングセンターについて目的の場所へ向かうより先に、百均へ足が向いた。
1年前、ここで待ち合わせをしたから。
何やってるんだろう、と思いつつ彼を探す。もちろんいない。
そして用事を済ませ、1年前に彼と一緒に夕食を摂った店へ行った。
和食店。彼とした最後の外食。
ここで夕飯を食べよう・・と思ったが無理だった。
フラッシュバックが強烈に襲ってきた。胸がバクバクして汗も止まらない。
下手すると涙も出てきそうだった。
・・・他の彼との思い出の飲食店は入ることが出来るが、ここのお店だけはどうしても無理だった。彼がいなくなった直後はこの店の看板を見ただけで眩暈がしたほどだ。
とても美味しい店なのだけれど。
1年近くたって大丈夫かと思ったが・・やっぱり無理だった。


フードコートで簡単に済ませ、あの日と同じようにアクセサリーのお店や雑貨屋さんを見てまわった。
雑貨店には彼が気持ち悪いと言った、チョウチンアンコウの飾りが入ったキャンドルや、一緒に買った入浴剤もまだあった。泣きそうになる。


あの日と同じように行動した。
彼からのサインが何かあるかと思ったけれど・・何もなかったように思う。。
私の右側、彼の定位置もちらちら見てたけれど特に何もなかった。
強いて言えば、短時間の間に職場の人を4人もみかけた。
今日は人と話したくない気分だったから、気づかれないうちに離れたけれど。
おそらく彼からのサインとは全く関係ない。


1年前、確かに私は彼と一緒にいた。
1ヵ月後、自分の人生の中で最悪な出来事が起こるとも知らず、彼と笑い合っていた。
あんな風に心から笑って安らぐことなんて、もう二度とないんだろうな。
あの頃に戻りたい。

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